『SHIROBAKO』のP.A.WORKS大ピンチ? 新作『白い砂のアクアトープ』大コケ

『SHIROBAKO』のP.A.WORKS大ピンチ? 新作『白い砂のアクアトープ』大コケ

『SHIROBAKO』のP.A.WORKS大ピンチ? 新作『白い砂のアクアトープ』大コケ(C)PIXTA

『花咲くいろは』や『SHIROBAKO』など、数多くの名作を世に送り出してきたアニメ制作会社「P.A.WORKS」。その座は盤石かと思われていたが、ここ最近アニメファンの間では同社の“衰退”が話題を呼んでいるようだ。

「P.A.WORKS」の勢いを象徴しているのが、2021年7月~12月にかけて放送された『白い砂のアクアトープ』。同作は完全新作となるオリジナルアニメで、沖縄のちいさな水族館を舞台としたストーリーだった。

主要スタッフには、監督・篠原俊哉、シリーズ構成・柿原優子と『色づく世界の明日から』の面々が再集結。水族館で働く女子高生の海咲野くくると、東京から逃れてきた元アイドル・宮沢風花の2人を軸として、さまざまなエピソードを描いている。

しかし2021年12月17日の放送で最終話を迎えると、ファンの間では辛らつなコメントが続出。ネット上では《なんとなく良い感じに終わったけど、微妙だったな》《伊藤美来ちゃん目当てで見てたけど2クール目虚無だった》《前半のクソつまんなさ何やねん》《サクラクエストが良作だったと錯覚するレベルのゴミ》などと綴られていた。

ファンも不安を抱く「脚本力」の低下

『白い砂のアクアトープ』が不評を呼んでしまった原因は、おそらく脚本の質にある。同作は「水族館の飼育員」をテーマとしており、『SHIROBAKO』のような“お仕事もの”アニメだった。しかしスピリチュアルや人情ドラマ、百合展開などとさまざまな要素を盛り込んだことで、いずれも中途半端になってしまった印象だ。

そもそもP.A.WORKSの名声が高まったのは、2010年代前半のこと。とくに2011年の『花咲くいろは』や2013年の『凪のあすから』など、シリーズ構成・脚本に岡田麿里が携わった作品が高く評価されている。かつてはそのダイナミックなストーリーこそが、P.A.WORKSの“華”としてもてはやされていた。

しかしTVアニメにかぎっていえば、岡田はそれ以降一切メインスタッフを務めていない。そして、代わりとなる脚本家も発掘されていないのが現状と言える。その結果として、話題性のあるオリジナルアニメが生まれなくなってしまったのではないだろうか。

ストーリーはともかく、ビジュアルに関してはつねに高く評価されている。オリジナルアニメではなく、原作付きアニメにシフトすれば、成功の道はあるのかもしれないが…。P.A.WORKSは今、大きな岐路に立たされている。

文=「まいじつエンタ」編集部

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