作者を狂わせた!?『ジャンプ』ラブコメ漫画の「人気が出すぎたヒロイン」3選

作者を狂わせた!?『ジャンプ』ラブコメ漫画の「人気が出すぎたヒロイン」3選

作者を狂わせた!?『ジャンプ』ラブコメ漫画の「人気が出すぎたヒロイン」3選 (C)PIXTA

これまで『週刊少年ジャンプ』では、さまざまな“ラブコメヒロイン”が生み出されてきた。彼女たちは時に作者の予想を裏切るほどの人気を博し、ストーリーを大きく逸脱させてしまうこともあったようだ。今回はそんな魔性のヒロインを3人ピックアップし、ご紹介していこう。

人気投票を“破壊”していったヒロインたち

<その1>『ぼくたちは勉強ができない』桐須真冬
学園ラブコメでは、ちょっぴりセクシーな女性教師が登場するもの。しかし倫理的な理由から主人公とは結ばれず、恋愛対象にすらならないことも多い。そんな中、アニメ化もされた大ヒット作品『ぼくたちは勉強ができない』では既存のイメージがひっくり返されてしまった。

問題のヒロインは、主人公が通う高校の教師・桐須真冬。学校では生徒に厳しく、凛とした姿から「氷の女王」とも呼ばれていた。しかし実はかなりのドジっ子であり、私生活では家事もままならず、汚部屋でだらしなく暮らす“残念な美人”だと判明してしまう。

あくまでメインヒロインは緒方理珠や古橋文乃だったはずが、読者からはぶっちぎりの人気を博することに。計2回行われた人気投票にて、2連覇を果たしている。

そうした盛り上がりの影響か、物語終盤では「ifルート」としてヒロイン全員分の“架空”のハッピーエンドが描かれることに。しかも真冬は大トリとして、読者たちの妄想を叶えるような夢の展開が待ち受けていた。ヒロインの中で唯一、連載中に結婚式を挙げるという優遇っぷりだ。

<その2>『ニセコイ』橘万里花
『ニセコイ』は、幼い頃に結婚を誓った「約束の女の子」をめぐる学園ラブコメ。その中で魔性を発揮したのは、主人公・一条楽の許嫁である“マリー”こと橘万里花だ。

万里花はお嬢様育ちだが、たくましい一面も持ち合わせたキャラクター。とある読者は、そんな彼女に心を射抜かれてしまったようで、第1回の人気投票で手書きによる1500票を投じてみせた。

結果発表ではその熱意が称えられ、「千葉県のYさんに特別な感謝を…」という一文が添えられることに。以降、“千葉県のYさん”として親しまれるようになった。さらに別の投票では「ジャンプ」付属の応募券を集めるため、同誌を800冊以上、金額にして20万円以上も購入。彼女の誕生日には「月の権利書」や「ガラスの靴」を送るなど、数々の逸話を残している。

なお、最終話では万里花と楽は結ばれなかった。しかし、Yさんの功績に敬意を示した作者・古味直志のはからいで、万里花と「千葉県在住」の人物とのお見合いが仄めかされている。読者とヒロインが次元を越えて結ばれる、夢のようなエンディングと言えるだろう。