ジャンプ『あやトラ』海外配信NGに!“攻めた描写”が通用するのは日本だけ?

ジャンプ『あやトラ』海外配信NGに!“攻めた描写”が通用するのは日本だけ?

ジャンプ『あやトラ』海外配信NGに!“攻めた描写”が通用するのは日本だけ? (C)PIXTA

時代と共に、少年誌における表現の幅は年々制約が強まっている。とくにその代表例となっているのが、“お色気”描写。現在『週刊少年ジャンプ』で連載されているラブコメ漫画『あやかしトライアングル』も、センシティブな表現によって物議を醸しているようだ。

「あやかしトライアングル」は、妖(あやかし)のシロガネの仕業で女性になってしまった男子高校生・風巻祭里が主人公。祭里に想いを寄せる幼馴染・花奏すず、2人の仲を邪魔するシロガネによる三角関係を中心としたドタバタラブコメだ。

作者は攻めた女性描写を得意としている漫画家・矢吹健太朗。同作は『To LOVEる -とらぶる-』ほど過激ではないものの、キャラクターの大半が肉感的な女性たちで、少年誌のギリギリを攻めるような際どいシーンも存在する。

そんな中、問題となったのが1月4日発売の「ジャンプ」5・6合併号に掲載された第74話『未確認探偵 ルーシー(前編)』だ。冒頭から女子高生・月丘ルーシーの入浴シーンから始まり、終盤ではさらにセンシティブな描写に移行。ルーシーが雪の妖・ラチカをあられもない姿にした上で、全身を執拗にまさぐってしまう。

さすがにやりすぎ? 海外では規制対象

「あやかしトライアングル」は集英社の海外向けサービス「MANGA Plus by SHUEISHA」でも配信されているのだが、そこでちょっとしたトラブルが勃発。あまりにセンシティブだったためか、英語版およびスペイン語版での74話が配信中止となってしまったという。

海外では日本よりも性表現への規制が厳しいと言われており、漫画などのフィクションもその例外ではない。あるいはルーシーとラチカが幼い見た目をしていたため、児童ポルノ的な雰囲気を感じ取られてしまった可能性も。いずれにしても攻めた内容ではあるため、“過剰反応”とも言い難い印象だ。

そもそも「あやかしトライアングル」は、連載初期から過度なお色気描写があったわけではない。ただ、近ごろ「ジャンプ」本誌での掲載順が下がっており、打ち切りが近づいているとも言われていた。そうした危機感から、テコ入れのためにセクシー路線に傾倒したのかもしれない。

いくら読者が盛り上がるとはいえ、配信停止になってしまっては本末転倒。今後はTVアニメ化も決定しているため、なおさらバランスを取った方がよさそうだ。

文=野木

【画像】

Benzoix / PIXTA

【あわせて読みたい】