『うる星やつら』再アニメ化も“セクハラ描写”に不安の声…「令和にアプデされる?」

『うる星やつら』再アニメ化も“セクハラ描写”に不安の声…「令和にアプデされる?」

『うる星やつら』再アニメ化も“セクハラ描写”に不安の声…「令和にアプデされる?」 (C)PIXTA

高橋留美子の名作漫画『うる星やつら』が、2022年にテレビアニメとして放送されることが明らかとなった。昭和を代表するヒット作が、令和によみがえることにファンたちは歓喜しているようだが、“価値観のズレ”に不安を抱く人も少なくない。

「うる星やつら」は、ナンパを趣味とする女好きの少年・諸星あたると、虎柄ビキニがチャーミングな宇宙人・ラムを中心とするラブコメディー。ラムはセクシーな外見かつ天真爛漫な性格で、「だっちゃ」という訛り交じりの話し方も魅力的なのはご存じの人も多いだろう。

1981年から4年以上にわたってテレビアニメが制作され、劇場版やOVAも大ヒット。その魅力は色あせず、今でも多くのファンに愛されている。

そんなレジェンド作品が、約40年の時を経て再びアニメ化。フジテレビ「ノイタミナ」ほかで、全4クールにわたって放送される予定だ。メインキャストとして、ラム役に上坂すみれ、諸星あたる役には神谷浩史が内定している。

昭和の価値観は令和でも通用する?

しかし原作を知っているからこそ、再アニメ化を不安視するファンも。たとえばSNS上では、《楽しみだけど今の時代にあたるのセクハラ描写とかはできるんかね?》《昭和のあの時代だからこそ成り立った関係性をどう描くのかかなり心配》《最低でもジェンダー的な部分は令和にアプデされるんでしょうね?》《今の時代の価値観にマッチするかとても不安》といった意見が見受けられる。

原作が『週刊少年サンデー』で連載されていたのは昭和50~60年代。半世紀近く前の漫画ということもあり、あたるを筆頭に女性陣に対するセクハラ行為がギャグとして描かれている。ほかにも男性目線を意識した過度な露出の女性キャラクターが出るため、当時の「男尊女卑」が根底に見え隠れする…とも言えそうだ。

また作中では、あたるがラムを疎んじ、他の女性に手を出そうとするのがお決まりの描写。ラムの視点からすれば自分に見向きしないどころか、浮気ばかりの男なのだが、彼に惹かれる理由はほとんど語られていない。「恋は盲目」では説明しきれないほど男を持ち上げる都合の良いヒロイン像も、今の時代では反感を買うかもしれない。

ファンの中には、こうしたセクハラ行為やヒロイン像の改善を願う人もいるようだ。だが、これらの要素が「うる星やつら」をヒット作に押し上げたのも事実だろう。令和のあたるとラムが、新たな論争の火種とならなければ良いのだが…。

文=野木

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