『艦これ』寄付金を巡って炎上! 公式の対応にも「なんで喧嘩腰なんだ」と苦言

『艦これ』寄付金を巡って炎上! 公式の対応にも「なんで喧嘩腰なんだ」と苦言

『艦これ』寄付金を巡って炎上! 公式の対応にも「なんで喧嘩腰なんだ」と苦言 (C)PIXTA

かつて一世を風靡した艦隊育成シミュレーションゲーム『艦隊これくしょん-艦これ-』が、とある問題で炎上中。本来は称賛されるはずの“地域への寄付”をめぐって、ネット上で激しい議論が勃発している。

事の発端となったのは、2018年に公式が販売した『ちんじゅふ。佐世保鎮守府特別篇』という冊子。旧佐世保鎮守府があった地域の魅力を紹介する手作りガイド冊子で、その収益については「佐世保の街の振興のために寄付されます」と明言されていた。

しかし一般ユーザーが自治体に情報開示を請求した結果、少なくとも「佐世保市」には寄付が行われていなかったことが判明。証拠として「情報不存在決定通知書」の画像もツイッター上で公開され、大きな物議を醸すことに。公式に対して、《寄付するって言ったのに寄付してないって本当ですか? 答えてください》などと突撃する人も現れている。

「艦これ」の企画・開発・運営などの中心となっている『C2機関』のツイッターアカウントによると、「佐世保の街の振興のため」に寄付していることは確かだという。ただ、迷惑をかけることを避けるために、寄付先を公開しないという判断のようだ。

「火に油を注ぐような対応」で炎上が拡散

寄付が実際に行われているのなら、何も問題はないはずだった。しかしネット上は、公式アカウントの対応によって大荒れしている。

具体的に説明すると、「C2機関」は一般ユーザーの問い合わせに対して、《ある種の方々ですね。関係ない方々に迷惑をかける行為はどうぞ自重ください》という言い回しで返答していた。

公式が一般人を「ある種の方々」と呼ぶ光景はなかなか見られないため、《なんでこんなに喧嘩腰なんだ》《これが艦これ公式に関わってる人がユーザーからの疑問に答える文章なの…?》《運営がここまで香ばしいと新規も入らんわな》と反感を買ってしまったようだ。

そして何より大きな火種となったのは、寄付先が依然として不透明な点。たしかに「佐世保市に寄付をする」とは一言も言っていないため、市ではなく「佐世保の街」のどこかになんらかの寄付を行ったのだろう。とはいえ今回の騒動は、公式が寄付先を明らかにすれば収束する話だ。

事実『アズールレーン』や『ウマ娘 プリティーダービー』などのゲームも、ゆかりの地や団体に寄付をしていたことがあったが、寄付先はユーザーに分かる形で示されていた。また、仮に明示できない事情があったとしても、こうしたゲームの運営はアンチを煽るような対応はとらなかっただろう。

これほどの騒動に発展してしまった時点で、すでに佐世保市にとってはいい迷惑かもしれない。「艦これ」公式にはアンチを生み出さない努力を期待したい。

文=大上賢一

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Koldunova / PIXTA

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