世代交代の波?『ONE PIECE』声優たちの“高齢化問題”が深刻化…

世代交代の波?『ONE PIECE』声優たちの“高齢化問題”が深刻化…

『ONE PIECE』101巻(尾田栄一郎/集英社)

放送開始からすでに20年以上が経過し、今や『サザエさん』や『ドラえもん』などと肩を並べるようになった国民的アニメ『ONE PIECE』。しかし放送年数と共に声優たちも年齢を重ねているため、近年では彼らの“高齢化”が心配されているようだ。

主人公・ルフィ役の声優を務めているのは田中真弓。若々しい少年ボイスでつねに声優業界で大活躍してきた彼女だが、還暦を超えて67歳を迎えていた。

そしてゾロ役でお馴染みの中井和哉も、現在54歳。比較的若い印象のあるナミ役の岡村明美も、今年3月で53歳を迎える。そしてサンジの声を務める平田広明(58)やウソップ役の山口勝平(56)、ニコ・ロビン役の山口由里子(56)、さらにチョッパーを演じる大谷育江(56)も、全員が50歳以上という“シニア世代”だ。

「麦わらの一味」を演じる声優たちの平均年齢は、なんと約60歳。とくに平均年齢を底上げしているのが、比較的加入の新しいキャラクターたちだ。フランキー役を務める矢尾一樹は現在62歳で、ブルックの担当声優・チョーも64歳。ジンベエの声を担当する宝亀克寿は、一味で最高齢の75歳となっている。ただ、3人ともキャラクター設定的にルフィより年上なので、致し方ないキャスティングではあるだろう。

ご高齢の海賊団に新たな光が?

また「麦わらの一味」だけでなく、他の物語に関わるキャラクターたちの声優も高齢ぞろい。シャンクス役を演じているのは、昨年72歳を迎えたベテラン声優・池田秀一。比較的若い声優としては、トラファルガー・ローの声を務める神谷浩史やユースタス・キッド役の浪川大輔が挙げられるが、それでも40代後半なので決して“若手”にはカテゴライズされないだろう。

もともとベテラン声優の起用が多く、放送年数も長いため、高齢化には歯止めがきかない状況。この事実にネット上では、《世代交代が進んでいるようで進まない業界》《ワンピースが終わるまで健在だといいけど…》《最近はルフィとサンジが結構苦しそう》《なんで大御所ばかり使うんだ?》《20年前は、まさか続けてるとは思ってなかったんだろうな》など、さまざまな声が続出していた。

その一方、高齢化する「麦わらの一味」には、新たな風も吹き込もうとしている。それは、現在「ワノ国編」に登場しているヤマトの存在。彼女は次に仲間入りするキャラクターだとウワサされているが、ヤマト役の声優・早見沙織は30歳という若さだ。

もしヤマトが仲間になった場合、「麦わらの一味」の高齢化に歯止めがかかるだろう。平均年齢を下げるためにも、作者・尾田栄一郎はヤマトを仲間にするべきかもしれない。

文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ
■『ONE PIECE』101巻(尾田栄一郎/集英社)

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