
人気FPS『Halo』最新作をイーロン・マスクも絶賛! 日本で盛り上がらないのはナゼ? (C)PIXTA
FPSゲーム『Halo』シリーズの最新作『Halo Infinite』が昨年12月にリリースされ、大きな注目を集めている。世界的な知名度をもつ著名人たちが、次々と称賛コメントを寄せているのだ。
「Halo」シリーズは、全世界で6500万本以上の売り上げを誇る人気タイトル。最新作にあたる「Halo Infinite」は、Xbox Series X/SやPCなどで遊べるFPSゲームだ。シングルプレイの「キャンペーンモード」にオープンワールド要素が追加されていることや、マルチプレイの爽快感から、ゲーマーの間で高い評価を受けている。
そんな同作に言及したのが、『遊星からの物体X』や『ハロウィン』などで知られる有名映画監督のジョン・カーペンター。1月16日、彼は自身のツイッター上で「Halo Infinite」を《シリーズ最高傑作》などと絶賛していた。
HALO INFINITE is a fun shooter. Immense beautiful production design. Best of the Halo series.
— John Carpenter (@TheHorrorMaster) January 16, 2022
さらにこのツイートに対して、世界一の大富豪としてお馴染みの実業家、イーロン・マスク氏も反応。リプライで好意的な反応を見せており、同作を評価しているようだ。彼は日本のアニメを愛好する“オタク”としても知られているが、「Halo」のファンでもあるらしい。
日本人は単調な作業が大好き?
世界的有名人の意外なやり取りにネット上は騒然。《このレベルの人すらプレイしてるとか、やっぱヘイローってすげぇな》《イーロン・マスク氏はHaloプレイヤー。親近感持っちゃう》《やっぱアメリカはヘイロー強いなぁ》などと驚きの声が上がっている。
とはいえ、日本国内では「Halo Infinite」の話題を口にする人はほとんどいないのが現状。あまりにも温度差があるため、意外に思う人も多いかもしれない。
そもそも同シリーズはXboxでリリースされてきたため、任天堂やソニー産のハードがメインだった日本のゲーマーには馴染みがない。一応「Halo Infinite」はPC版に対応しているが、同じジャンルでは『Apex Legends』の一強状態が続いているため、なかなか視野に入ってこないのだろう。
それだけでなく、日本人は『ウマ娘 プリティーダービー』や『Fate/Grand Order』など、1人でできる単調作業がメインのスマホゲームを好む傾向にある。「Halo」のように、スキルや協調性が問われるゲームが食い込んで行くのは、なかなか難しそうだ。
ただ、「Halo Infinite」のような名作が正しい評価を受けられないのは寂しいところ。日本人がいつか「Halo」シリーズに振り向く日は来るのだろうか…。
文=大上賢一
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