
『名探偵コナン』100巻(青山剛昌/小学館)
アニメ『名探偵コナン』(日本テレビ系)の第1035話『太閤名人の将棋盤(王手編)』が、1月22日に放送された。作中には同作でも知る人ぞ知る“怪しげなラーメン店”が登場し、ネット上で大きな反響を呼んでいる。
※アニメ『名探偵コナン』の内容に触れています
棋士・羽田秀吉が主宰する勉強会にて、参加者の源田安清が殺害される事件が発生。さらに付近に住んでいた棋士が火災に見舞われた後、今度は羽田棋士が犯人に拉致されてしまう。
そこでコナンは、羽田棋士の兄であるFBI捜査官・赤井修一と合流。共に捜査を行い、犯人を突き止めるのだった…。
由美さんが、太閤名人と連絡がとれないっていうんだ。自首を勧めるために、一人で真犯人のところへ行って捕まってしまったみたい…。
赤井さん、太閤名人を探さなきゃ!
TVアニメ『名探偵コナン』「太閤名人の将棋盤(王手編)」
このあとすぐ! pic.twitter.com/c9J6vHyon3— 江戸川コナン (@conan_file) January 22, 2022
「初手編」「妙手編」「王手編」と3部作に分かれた事件を描き、人気キャラクターの赤井まで出演した豪華なエピソード。今回は事件の核心に迫る「王手編」となったが、視聴者の注目は“あるラーメン店”に集まっている。
そのお店が登場したのは、コナンが赤井と合流した時のこと。コナンは「マジで死ぬほどヤバイ ラーメン小倉」という怪しげな店の前にて、赤井の到着を待っていたのだ。
『名探偵コナン』における名物店の仲間入り!?
この「ラーメン小倉」は、原作やアニメでも描かれた『死ぬほど美味いラーメン』エピソードに登場しており、その際は「死ぬほど美味いラーメン小倉」という名前だった。もちろん殺人事件の現場になったこともある。また『死ぬほど美味いラーメン2』と続編も描かれており、そこでは赤井の妹・世良真純の行きつけの店という扱いだった。
そんな「ラーメン小倉」の存在感に、ネット上では《死ぬほどヤバイラーメン屋が出てきたwww》《待ち合わせの場所がラーメン小倉って小ネタ最高》《死ぬほどヤバイ(本当に死んだ)ラーメン小倉だ!》《めっちゃ懐かしい店でてきたな! もはやレギュラー扱い?》《死ぬほどやばいラーメン小倉の前で待ち合わせってホント舐めてて好き》《スゴイ小ネタをブチかましてて草》といった歓喜の声が続出している。
さらに「ラーメン小倉」は勢力を拡大し、スピンオフ作品『ゼロの日常』で安室透が来店したことでも有名。他にも公式サイトでは「ラーメン小倉」のどんぶりを再現したグッズも販売されており、ファンの中では有名なお店として愛されている。
ただ、今回は「マジで死ぬほどヤバイ ラーメン小倉」と名前が変わっていたことから、同じ店ではなく系列店か姉妹店なのかもしれない。
ちらっと映り込んだだけでも大きな話題を呼ぶ「ラーメン小倉」。ふたたびメインとなる回が放送されることを期待したい。
文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ
■『名探偵コナン』100巻(青山剛昌/小学館)