ファミマの『ドラゴンボール恵方巻』にツッコミ殺到も…ベジータ人参には理由があった?

ファミマの『ドラゴンボール恵方巻』にツッコミ殺到も…ベジータ人参には理由があった?

『ドラゴンボール 完全版』1巻(鳥山明/集英社)

先日より、全国の『ファミリーマート』にて『ドラゴンボール恵方巻』の予約受付が開始された。この恵方巻には『ドラゴンボール』をイメージした具材が使用されているのだが、あまりに無理矢理すぎたのか、原作ファンからツッコミの声が続出している。

すでに公式サイトなどでは、「ドラゴンボール恵方巻」の具材が発表済み。その内容を見てみると、「悟空をイメージした肉(牛肉)」「仙豆をイメージした枝豆」「ベジータをイメージした野菜(にんじん)」「スーパーサイヤ人をイメージした玉子焼」「ドラゴンボールをイメージした卵黄ソース×とびうおの卵」「神龍をイメージしたきゅうり」が入っているという。ドラゴンボールは7つ集めると願いが叶うため、合計7つの具材が採用されたようだ。

しかしキャラクターなどをイメージした具材が、本当にイメージと合致しているかは疑問。たとえば「ベジータをイメージした野菜(にんじん)」に関しては、《にんじんなら悟空だろ》などと指摘されていた。

たしかにベジータの名前は、「野菜」を意味する「ベジタブル」が由来。ところが悟空のサイヤ人としての名前は「カカロット」であり、「キャロット(にんじん)」を由来としている。そのため野菜は野菜でも、にんじんの場合は悟空の方がイメージとして当てはまるだろう。

ベジータ人参は「機動戦士ガンダム0083」のネタ?

その他にも「ドラゴンボール恵方巻」の具材のイメージにはさまざまなツッコミが。SNSなどでは、《無理やりすぎワロタ》《他はいいとしてなんで神龍がきゅうりなんだ?》《悟空をイメージした肉ってどういうこと?》《スーパーサイヤ人をイメージした卵焼きは草》《作った人、原作知らないだろ》といった声が上がっていた。

ただ、「ベジータをイメージした野菜(にんじん)」に関しては、《中の人繋がりだろ》とフォローするファンも。ベジータの声優を長年担当してきた堀川りょうは、『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の主人公であるコウ・ウラキを演じていたのだが、「ニンジンいらないよ」というセリフで有名だ。

そしてコウ・ウラキがにんじんを嫌っている理由は、ベジータが悟空を「カカロット」と呼んでいることのオマージュなのではないか…という説もある。

そう考えると、色だけしか合っていない「スーパーサイヤ人をイメージした玉子焼」や「神龍をイメージしたきゅうり」よりは、考えられた具材なのかも。とはいえこういった限定コラボ商品は、細かいことを気にしないで気楽に乗っかった方が楽しめそうだ。

文=大上賢一
写真=まいじつエンタ
■『ドラゴンボール 完全版』1巻(鳥山明/集英社)

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