『silent』最終回でも視聴率伸びず…期待ハズレのエセ社会現象作品に

川口春奈 目黒蓮 

川口春奈 目黒蓮 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

キラキラ女子を中心に、社会現象だと話題を呼んだドラマ『silent』(フジテレビ系)の最終回が12月22日に放送された。

最終回の平均世帯視聴率は9.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)で、番組最高を記録。有終の美を飾ったかのように見えるが、一度も二桁に乗せなかったことが嘲笑されている。

「同作は若年層の支持が圧倒的に高く、TVer、FOD、GYAO!など各社配信サービスでの再生数は、ドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)に超えて歴代1位とも。ツイッターも毎週トレンド入りし、社会現象との呼び声も高かったのですが…」(テレビ誌ライター)

流行の煽りを受けて、同作のプロデューサーは、12月18日放送の『「ボクらの時代』(フジテレビ系)や、12月23日配信の『最強の時間割~若者に本気で伝えたい授業~』(TVer)などのトーク番組に次々に登場。

また12月20日の音楽番組『Love music』(フジテレビ系)にも出演するなど、メディアへ露出し、一番お金がかかったシーンやキャスティングについての制作秘話を明かしまくっている。

しかしこれに関しては、《裏方が出過ぎじゃない?》《最終回の後に出るならわかるけど…》といった反発の声があがってしまった。

「伏線がスゴイ! 伏線がスゴイ!」

「こういった印象操作は、よくある〝マッチポンプ〟戦法ですよ。自局のドラマを自局のバラエティー番組やトーク番組で特集し、あたかも世の中で流行っているように見せる。

TVerの再生回数や、今や日本人しか利用していないようなツイッターのトレンドはどうとでもなりますからね。

その証拠に、なんの忖度も出来ない視聴率は、全11話の平均が7.6%と悲惨。〝エセ社会現象〟の限界が感じられました。

ちょっとしたことで〝伏線がスゴイ!〟とネット民が騒いでいるのも滑稽。その程度の演出、どのドラマでもあります。そもそも、伏線を張ってないドラマなんて存在しません。

というかそれは伏線ではなくて、ただのフリとオチ。それすら理解していない視聴者が、このドラマを熱心に見ていたようです」(芸能ライター)

「silent」のストーリーよりも、声がデカい方が勝つ世の中のほうがあまりにも切ない…。

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