井ノ原快彦の良い人キャラが崩壊…ジャニーズ会見でウッカリ見せた“裏の顔”が波紋

井ノ原快彦 

井ノ原快彦  (C)まいじつ 

連日ワイドショーを騒がせている、故ジャニー喜多川氏の性加害問題。10月2日に行われた事務所の会見にて、元『V6』でJr.の育成などを手掛けるジャニーズアイランドの社長・井ノ原快彦の言動が波紋を呼んでいる。


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記者会見の終盤で、井ノ原は記者から「ジャニー氏の性加害が及ぼした影響についての見解は?」と質問を受けた。

彼は「絶対的な支配の中にいたんだと思います。それは巧妙な手口だと思います。だから僕らが、子供たちが、気付かぬうちにそういう支配下にあり、その当時いた大人たちもそういう人もたくさんいたのかもしれません。本当に得体の知れない、恐ろしい空気感というものを僕は知ってます」と見解を述べる。

さらに、「一人が勇気を出してくれたおかげで、何人もの人たちが告白できたんだと思いますし、それを無駄にしてはいけないと僕も思っております」と自身の考えを明かした。

しかしその一方で、現在所属しているタレントについて「そういう支配の中で、被害を受けたから彼らが活躍して生き残ってきたとは、やっぱり僕は思えない。本当に、共に死ぬ気で頑張ってきたし。やっぱりすごいやつは本当にすごいって、横で見てて思います。だから生き残ってる、だから芸能界で頑張ってる」との考えも明かす。

そして「遅かれ早かれ、そこに向いてない、他の世界ではいいかもしれないけど、その世界に向いてない人は、やっぱり長くは活躍できなかった」と〝ジャニーズを辞めた人=芸能界に向かない人〟という持論を明かしたのだ。

「明らかにトーンポリシングなんです」

「井ノ原さんは『V6』として長い間芸能界で活動し、長寿番組のMCも任された成功者。成功者による発言は、ただの慢心にしか受け取られませんし、潜在的な選民思想さえ感じます。

ジャニーズ事務所は性加害問題以外に〝ほかアーティストへの圧力〟も問題になっている。今の井ノ原さんの地位は、そうした見えない忖度のおかげもあって築いたという見方もできると思います」(芸能ライター)

井ノ原の会見中の言動をめぐっては、さらに批判されるべきこともあるという。

会見中にヤジが飛ぶなど場が荒れた際、井ノ原は「会見の場は全国に生放送で伝わっておりまして、小さな子どもたちも見ています」「できる限りルールを守りながら、ルールを守っていく大人たちの姿をこの会見では見せて行きたいと僕は思っています」と制して、会場の記者たちを黙らせていた。

「10月3日放送の『news23』(TBS系)では、井ノ原のこうした言動を、東大大学院の斎藤幸平准教授が『明らかにトーンポリシングなんです』と指摘。ルールを破った加害者側がルールを持ち出したり、子どもに性加害をした側が、子どもの名を出して〝あなたたちがルールを守りなさいよ〟と主張するのは、加害者側が追及者を丸め込む方法であると論じています」(同・ライター)

ある意味で井ノ原は、会社の責任者としてふさわしい人材なのかもしれない。

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