シャニマス新作ソシャゲ『シャニソン』が難解すぎる!?「実質遊戯王」なゲームシステムに戸惑うユーザーたち

シャニマス新作ソシャゲ『シャニソン』が難解すぎる!?「実質遊戯王」なゲームシステムに戸惑うユーザーたち

シャニマス新作ソシャゲ『シャニソン』が難解すぎる!?「実質遊戯王」なゲームシステムに戸惑うユーザーたち (C)PIXTA

2次元アイドルコンテンツ『アイドルマスター シャイニーカラーズ』(シャニマス)から、新作ソーシャルゲームとして『アイドルマスター シャイニーカラーズ Song for Prism』(シャニソン)がリリースされた。

ファンからは待望の“音ゲー”として注目を浴びていた同作だが、予想外のゲームシステムを搭載していたことから、困惑の声が広がっている。

『遊戯王』を髣髴とさせるゲームシステム

同作は、アイドルたちを育ててステージ上で輝かせる「アイドル育成シミュレーション&リズムゲーム」。プレイヤーは芸能事務所「283ツバサプロダクション」のプロデューサーとなり、個性豊かな28人のアイドルたちを成長させていく。

ゲームシステムは基本的にはリズムゲームとなっているのだが、育成パートのレッスンやオーディションでは、「プロデュースカードゲーム」に挑戦する必要がある。これはプロデュースカードを駆使して、アピールポイントの獲得を目指していくというもので、一種のカードゲームのように構成されている。

「手札」や「コスト」といった概念が存在しており、それぞれのカードには個性的な効果が存在。しかも手札にあるカードを除外できる効果があったり、除外された際に発動する効果があったり、除外されたカードをデッキに戻す効果があったりと、本格的なトレーディングカードゲームのような仕組みとなっているのだ。

とくに『遊戯王OCGデュエルモンスターズ』を連想するカードゲーマーが多かったようで、SNS上では《実質遊戯王》《シャニソンやってたら遊戯王復帰したくなってきた》といった声が続出している。

“王道”をあえて外す「シャニマス」らしさ

「『シャニソン』のプロデュースカードゲームは、アイドルのユニットごとにデッキの傾向が異なっており、それぞれ『遊戯王』の有名なコンセプトデッキに似ているという指摘も。『アンティーカ』はダイノルフィア、『コメティック』はサンダー・ドラゴンを使ったデッキに似ていると言われています。

ちなみに『シャニマス』に登場する283プロダクションの社長、天井努役を演じているのは津田健次郎ですが、彼は『遊戯王』の海馬コーポレーション社長・海馬瀬人役の声優としても有名です。

とはいえ、こうした『遊戯王』とのシンクロで喜んでいるのはあくまでカードゲーマーたち。純粋なリズムゲームを期待していたユーザーのあいだでは、複雑なカードゲームのシステムに不満を唱える声も少なくありません」(ゲーム誌ライター)

本家『シャニマス』は、『実況パワフルプロ野球』を思わせるシステムのシミュレーションゲーム。そのため、他の『アイドルマスター』関連タイトルのようにリズムゲームがリリースされることが長年期待されていた。

「運営側も、ユーザーの求めているものは重々分かっていたはず。そこであえて王道のリズムゲーム1本で勝負するのではなく、複雑なカードゲーム要素を付け加えてきたことで、一部から反感を買ってしまったようですね。

ですが『シャニマス』はアイマスシリーズのなかでも、いい意味で“イロモノ路線”を突っ走ってきたタイトルです。この王道の外し方も、ある意味『シャニマス』らしいと言えるのではないでしょうか」(同)

セールスランキングの方は苦戦しているようだが、まだリリースされたばかり。独自路線を貫けば、きっと熱狂的なユーザーが付いてくるはずだ。

文=「まいじつエンタ」編集部

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master1305 / PIXTA