カズレーザーは防衛省のインフルエンサー? 防衛費増額で向けられる疑惑の目

カズレーザー 

カズレーザー (C)まいじつ 

豊富な知識でバラエティーのみならず、ニュース番組でも活躍する『メイプル超合金』カズレーザーに、防衛省との蜜月疑惑が浮上。世間をザワつかせている。

物価高騰や増税など、何かとお金の話題が注目を集めている昨今の日本。さらに来年度より防衛費の増額も計画され、世間から批判の声が飛び交っている。

しかし防衛費の増額は、昨年ごろから防衛省が動いて国民に働きかけていた。

「2022年9月に防衛省は、有識者やインフルエンサーたちに『厳しい安全保障環境』を説いて回る取り組みを計画。翌10月に当時の岸信夫防衛相が『インフルエンサーと呼ばれる方々に、まず理解していただけるような説明を行うことは重要』と、計画の存在を認めています。

その目的とは、もちろん防衛予算の増額のため。国民に馴染みのあるユーチューバーやタレントなどのインフルエンサー約100名を味方につけ、PR活動を精力的に行ってきました」(政治記者)

カズレーザーは防衛省直属インフルエンサー?

実際に誰がインフルエンサーとして指名されたかは不明。しかし、現時点で自衛隊の知見を広めようと躍起になっている人物がいる。その男こそ、テレビの自衛隊特集にたびたび出演しているカズレーザーだ。

「カズレーザーは〝自衛隊に詳しい〟というキャラでお馴染み。彼が定期的に出演している『沸騰ワード10』(日本テレビ系)でも〝自衛隊に取り憑かれたカズレーザー〟コーナーが設けられ、自衛隊の訓練所に潜入する様子が放送されています」(芸能ライター)

12月8日に岸田文雄首相は、2023年度から5年間の防衛費を総額43兆円ほどとする方針を打ち出した。

この方針には自民党内からも批判の声が聞かれるが、同時に国民から聞かれたのは、

《防衛費なんて説明されても理解できないから、カズレーザーさんが納得してくれるならそれを支持したい》
《『カズレーザーと学ぶ』は防衛費を増やさなければならない理由を国民に自然と教えてくれるね》
《『沸騰ワード10』はまたカズレーザーをだしにして、自衛隊のPR活動をしていたが、日テレって自衛隊の下部組織ですか?》
《カズレーザーさんさ、もう防衛大臣なれるよ。それくらい自衛隊愛を感じる》
《カズレーザーの自衛隊特集とか自衛隊のドラマとかもイメージアップのためにやってますよね?》

といった声だ。

「2022年7月から9月にかけて、フジテレビ系で防衛省の全面協力のもと、ドラマ『テッパチ!』が放送されました。作中には自衛官がエキストラ出演したほか、陸上自衛隊が保有するヘリコプターや車両が実際に使用されています。

しかし、作中に自衛隊を絡める要素が不明で、自衛隊に関係ない話を延々と展開。このドラマは防衛予算増額を刷り込むために制作されたのでしょうか…」(同・ライター)

生活が苦しいにもかかわらず、国民は増税負担を強いられている。政府による説明不足などもあり、疑惑を向けられた芸能人やドラマが不憫だ…。

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