『るろうに剣心』続編がボーボボ化!?“二重の極み”を全身で発動「声出して笑った」

『るろうに剣心』続編がボーボボ化!?“二重の極み”を全身で発動「声出して笑った」

『るろうに剣心』続編がボーボボ化!?“二重の極み”を全身で発動「声出して笑った」 (C)PIXTA

ある時期に『週刊少年ジャンプ』を読んでいた読者であれば、誰もが一度は真似したであろう『るろうに剣心―明治剣客浪漫譚―』の必殺技「二重の極み」。現在連載されている続編「北海道編」では、そんな技が想像を絶する方向に“進化”を遂げたらしい。

※「るろうに剣心」最新話の内容に触れています

3月3日に発売された『ジャンプSQ.』4月号では、「北海道編」の最新話となる第52幕『破砕』が掲載された。

そもそも同作は本編から数年後の北海道を舞台として、剣心たちと反社会的組織「劍客兵器」との戦いを描いている。

現在は「十本刀」の一角だった悠久山安慈が再登場を果たし、相楽左之助とタッグを組み、「劍客兵器」土居潜具羅(どい・もぐら)と戦っているところだ。

片や「二重の極み」を使える安慈と左之助、片や“大地の力”を操る潜具羅──。激しい戦闘の中で、左之助にピンチが訪れるのだが、そこで安慈が見せたのが「二重の極み 総身(そうしん)」という技だった。

以前から安慈は全身で「二重の極み」を発動できることが明かされていたが、「二重の極み 総身」はまさにそれを体現する技。全身で刹那の衝撃を生み出しているようで、体に向かって飛んできた岩石を粉々にしている。

北海道で花開いたギャグ路線

同作を代表する「二重の極み」の“極致”が描かれたことで、「るろうに剣心」のファンたちは大興奮している。

だが、その光景がシュールに見えてしまった人もいるようで、《二重の極み総身は流石に声出して笑ったわ》《どんな理屈やねん》《いつからギャグ漫画になったんや》《マジでおもろい全身バイブ和尚》といったツッコミも相次いでいる。

また、《高速でぷるぷるしてるだけじゃん》といった声も上がっており、『ボボボーボ・ボーボボ』のところ天の助が使う「プルプル真拳」との類似性が指摘されているようだ。

今回にかぎらず、「北海道編」では不思議とギャグ漫画めいた展開が多い印象。たとえばこれ以前には、“人撃ちガトリング斎”こと武田観柳が再登場を果たしていた。

その扱いは明らかにネタキャラ的で、まず観柳は「雅桐倫倶(がとう・りんぐ)」という偽名で登場。いぶかしむ剣心とコミカルな再会を果たし、その後には「劍客兵器」の1人を回転式機関砲(ガトリングガン)で圧倒するという大活躍を見せた。

なお、この時の戦闘描写は明らかに『ジョジョの奇妙な冒険』の“オラオララッシュ”のオマージュだ。

悪ノリめいた展開になっていることから、一部では《るろ剣いつからギャグ漫画になったんや?》《北海道編ってもう同窓会コメディなんやな》とも言われていたが、良くも悪くも作者の筆が乗っていることは間違いない。

なにより「るろうに剣心」の続編が連載されていることを知らないファンもいまだに多いと思われるので、方向性はともかく、ネット上の話題をさらう展開は正解かもしれない…。

文=「まいじつエンタ」編集部

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