『それパク』クソドラマから脱却!? 第2話から学びを得る視聴者「考えさせられた」

芳根京子 

芳根京子 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

4月19日に放送されたドラマ『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系)第2話で、「パクリ」と「パロディー」の境界線を説明するエピソードが描かれた。この内容に、一部視聴者から「考えさせられた」といった声が続出している。

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このドラマは、奥乃桜子氏の小説『それってパクリじゃないですか? ~新米知的財産部員のお仕事~』が原作。お人よしな『月夜野ドリンク』の新米社員・藤崎亜季(芳根京子)と、妥協ゼロのエリート弁理士・北脇雅美(『ジャニーズWEST』重岡大毅)コンビが、知的財産をめぐって奮闘するオフィスドラマだ。

第2話では、月夜野ドリンクのお茶飲料「緑のお茶屋さん」を明らかに真似た、チョコレート菓子「緑のおチアイさん」をめぐるエピソードを放送。亜季は「悪気のないパロディーじゃないですか」と北脇に掛け合うが、「ビジネスに情を持ち込まないでください」と一蹴されてしまう。

あまりピンときていない亜季に対して北脇は、実際にあった「白い恋人」とパロディー商品「面白い恋人」の例を出して、商標権について説明する。

『それパク』はタメになるドラマ?

「2011年、吉本興業が大阪土産として売り出した『面白い恋人』のデザインが、北海道の定番土産菓子『白い恋人』に酷似しているとして、『白い恋人』を製造する石屋製菓が商標権侵害を訴えました。

当時、世間一般の見方は〝ただの大阪ノリなのに訴えるなんて野暮だ〟という意見も多かったですが、裁判の結果、吉本側はパロディーを認め、デザインを変更することで和解。現在は、コラボ商品を出すなど良い関係を築いています」(週刊誌記者)

北脇から説明を受け、亜季は開発部へ謝罪に出向いた。

多くの視聴者も、亜季と同じく甘い認識だった人が多く、《訴えるほどの事なのか~と思ってたけど反省》《私も「面白い恋人」貰って大喜びで面白がってた…ごめんなさい》《関西人やったから「えぇあかんの!?」ってなったわ》《イチ購買者としては、いいアイデア思い付いたなーって安易に受け入れちゃうんよね。パクリとパロディ難しい…》《面白い恋人訴えられてたの知らなくてびっくりした。オマージュ、パロディ、パクリの境界線は難しいな…》などと、反省する声が相次いでいる。

視聴率、話題性ともに裏番組『わたしのお嫁くん』(フジテレビ系)にボロ負けしている同作。しかし、こちらのほうが学びある良作のような気がしなくもない…?

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