加藤浩次&中居正広、MC初タッグは期待薄? 日テレスポーツ特番に辟易の一方で抜擢を「新風」とする声も

中居正広  

中居正広  画/彩賀ゆう  (C)まいじつ

9月11日放送の日テレ特番で、タレントの中居正広とお笑いコンビ『極楽とんぼ』の加藤浩次がタッグMCを務める。

人気司会者の〝初タッグ〟に多くの人が期待を寄せているのかと思いきや、意外にも世間の期待値は低いようだ。

2人がMCを務めるのは、『加藤浩次&中居正広の歴代日本代表256人が選ぶ この日本代表がスゴい!ベスト20』という番組。256名のアスリートに「スゴいと思う日本代表の試合」というアンケートを取り、ランキング形式で紹介していくスポーツ特番となっている。

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「近年の日テレ特番といえば、スポーツや音楽、ドッキリの3種類をローテーションしたものばかりで、バラエティーに富んでいません。

スポーツ番組に至っては、7月30日にも『超人運動会~一流アスリート大集合~』を放送したばかり。放送当日はおそらく何度もこすられた映像を紹介するのではないでしょうか」(番組ライター)

またMCにも新鮮味があまり感じられない。中居も加藤も日テレ番組の常連で、加藤に至ってはつい最近まで朝の情報番組『スッキリ』でMCを務めていた。そんな〝日テレの顔〟とも言うべき2人が今更タッグを組んだところで、視聴者はいまいち食いつかないのではないだろうか。

日本テレビ×スポーツの相性は…

そもそも日本テレビは、過去に何度もスポーツ番組で炎上したことがある。

「記憶に新しいのが、今年5月に行われたバスケットボールBリーグの決勝中継です。この試合はNHK・BS1やネット配信に加えて、日本テレビでも中継していたのですが、残り23秒というところで中継は終了。続きは『Hulu』や特設サイトでの配信となり、ネット上に苦情が殺到したのです。

それだけに留まらず、20年8月には日テレ独自の企画『野球脳サバイバルナイター』が物議を醸すことに。読売ジャイアンツVS阪神タイガースの地上波中継が行われるなか、野球解説者とアナウンサーとクイズプレイヤーを交え、打者の攻撃で何が出るかを予想し、ポイントを競うという内容を放送。視聴者からは『ただのスポーツバラエティー番組』『選手をバカにしている』と大不評でした。

それ以外にも、毎年放送されるプロ野球の地上波ナイター中継では、テコ入れ対策として施したさまざまな演出が不評を買う事態に。今回紹介した一例はほんの序の口でしかなく、このように同局はとにかくスポーツとの相性が悪いのです。期待が薄くなるのも無理はないでしょう」(同・ライター)

とはいえ今回の特番には、少なからずメリットも存在する。それはMCの2人が、大手芸能事務所を辞めた芸能人だからだ。通常、芸能界は大手の後ろ盾がなくなった時点で〝干される〟ことが多いが、彼らは干されるどころか特番のMCに抜擢されている。

芸能界に蔓延る〝悪しき風習〟をぶち壊したとして、ネット上で絶賛する人も多くいた。それだけでも今回の特番をやる意味はあるのかもしれない。

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