ジャニーズ時代の曲“使用禁止”はデマだった! 移籍・脱退でも歌いづけることは可能 元『SMAP』メンバーが歌わない別の理由は

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新しい地図  (C)まいじつ

各マスコミの情報から、ジャニーズ事務所の〝改組〟が半ば確定的だ。それに伴い、ファン・アンチの双方から、楽曲に関する懸念が上がっている。

「各報道では、『ジャニーズ事務所』という組織は被害者補償専門会社として残し、各タレントは別会社に移籍することがリークされている。ただ、これを受け止めるファンもいれば、『移籍すると権利問題で歌えない楽曲が出てくるのでは』と、社名変更に留めてほしいというファンもいます」(芸能記者)


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だが実態を見ると、この懸念は〝イメージ〟から来る事実誤認に他ならない。

田原俊彦はライブやディナーショーを精力的に行っているが、『抱きしめてTONIGHT』『哀愁でいと』など、ジャニーズ時代のヒットソングを多数披露。今年1月の『行列のできる相談所』(日本テレビ系)ではこれらでスタジオライブを行うなど、テレビでも歌えている。

元『光GENJI』諸星和己も、ジャニーズ時代の楽曲をライブで歌っている。2011年には、東日本大震災の復興支援目的で開いたライブで、佐藤寛之・山本淳一と共に「光GENJI」の『I’ll be back』を熱唱。19年には、赤坂晃のライブで『ガラスの十代』などをデュエットしている。



『フォーリーブス』も02年の再結成後は、『ブルドッグ』をはじめジャニーズ時代のヒットソングをライブ・歌番組で熱唱。昨年再結成・先月に再解散した『男闘呼組』も、ライブではジャニーズ時代の曲を多数披露していた。

「ジャニーズ時代の曲は使用NG」はデマ

元『たのきんトリオ』の野村義男は、ジャニーズ時代の近藤真彦のライブに、バックバンドで何度も参加。元『シブがき隊』薬丸裕英に至っては、『テレ東音楽祭2016』(テレビ東京系)で当時『V6』の井ノ原快彦、『TOKIO』国分太一とコラボで『100%…SOかもね!』を披露している。

これらは古い例と思われるかもしれないが、近年の退所アーティストも同様だ。

錦戸亮は独立後のライブで、『関ジャニ∞』『NEWS』時代のソロ楽曲を多数披露。元『KAT-TUN』赤西仁に関しては、ライブのみならず、ジャニーズ時代の曲をベストアルバムに収録、サブスク配信までしている。



元『King & Prince』の岩橋玄樹も、『キンプリ』1stコンサートのエンディングにして、平野紫耀らの脱退時にMVが製作された『King & Prince, Queen & Princess』を今月のライブで披露。このように、ジャニーズを退所しても、過去の楽曲は問題なく歌えることが分かる。

にもかかわらず、ジャニーズアンチは「圧力をかけてジャニーズ時代の楽曲は歌わせない」と叫び、この事実誤認をファンですら信じてしまっているのが現状だ。

「一方で『新しい地図』の3人は退所後、ライブやAbemaTVの冠番組で『SMAP』の楽曲を歌っていない。今年6月のカラオケ企画で『EXIT』りんたろー。が『オレンジ』をリクエストしても、香取慎吾が苦笑いのボケでかわすのみでした。

これにはさまざまな憶測が流れたが、過去の例を見るに、ジャニーズ側の使用NGというよりは、『新しい地図』側がイメージ戦略として『SMAP』と決別し、使用を控えていると見るのが妥当かと」(芸能ジャーナリスト)

改組による〝権利問題〟はファンの杞憂に終わるだろう。

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