日テレ70周年特別ドラマ『THE MYSTERY DAY』が酷すぎた! 視聴者参加型の生放送システム&ドラマ内容が破綻

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10月7日に放送された、小栗旬主演の日本テレビ開局70年特別番組『THE MYSTERY DAY』が、あまりにも期待ハズレな出来だったと呆れ声があがっている。

『THE MYSTERY DAY』は、ドラマ×生放送×視聴者参加型ミステリーという構成。事件の黒幕を当てた視聴者には、抽選で賞金がプレゼントされる。

日テレ系の『あなたの番です』『真犯人フラグ』といった考察ミステリードラマの制作スタッフが送る、前代未聞の推理ドラマだと宣伝されていた。

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「3時間スペシャルの大特番が組まれましたが、生放送パートがとにかく蛇足。ドラマの合間合間に挟まれ、出演者たちが視聴者投票の速報を見ながら感想を言うだけ。物語に関することはネタバレになるためコメントできず、『どうなるんでしょうか~』と繰り返すのみでした。

せめて生放送パートが本編とリンクしていて、何か起こるとかなら見応えがありましたが、本当にドラマの感想を言うだけ。引き延ばしにしか見えませんでした」(芸能記者)

実際、生放送パートについては《クソ冷めるんだが。この構成ホントになんなん?》《生放送がちょいちょい挟まれることで盛り下げてるのわかってんのかね》といった呆れ声があがっていた。

「日テレって黒幕の意味わからないのかよ」

そして極めつけは、〝視聴者参加型ミステリー〟として、そもそも成り立っていなかった点だ。

「視聴者には『事件を計画した黒幕を推理しろ!』というお題が出されましたが、最終的に判明したその黒幕が、黒幕と呼べるほど事件を操っていないキャラだったのです。ドラマを見ると、答えのキャラよりも、別のキャラの方が黒幕に見えてしまっていた。

また、投票締め切り時間までに、黒幕を推理するようなヒントがほとんどなく、当てずっぽうでしか推理できなかったのも問題。もはやミステリーとして成り立っていませんでした」(同・記者)

肝心のドラマ内容も、事件の犯人よりも〝無責任なネット民が悪いよ〟というありがちなオチ。このオチで社会派ぶるならば、正々堂々と王道ミステリードラマを作ってほしかったものだ。

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