結婚式のスピーチは感動ハラスメント? ドラマ『いちばんすきな花』のワンシーンをめぐって波紋「正直気持ちはわかる」

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

10月19日放送のドラマ『いちばんすきな花』(フジテレビ系)第2話で、夜々(今田美桜)が出席した友人の結婚式のシーンが、ネット上で物議を醸している。

友人2人ととともに、ある友人の結婚式に出席した夜々。披露宴で新婦が両親にあてた手紙で「あのときのお母さんの腕のぬくもりは一生忘れません」「お父さんとお母さんの娘に生まれて本当に幸せです」などと朗読し、夜々は感動して涙を流しながら、あたたかい拍手を送る。

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しかし式後、友人たちは「きつかったね~」「きつかったー」と口々に発言。夜々が面を食らっていると、友人は続けて「ああいうのホント苦手。感動の強要?感動ハラスメント」「わかる。実際感動してるのって家族だけだしね」「冷めた顔してるわけにもいかないしさ。まぁ、やってるほうは気持ちいいんだろうけど」と愚痴を言い始める。

これには全く共感できない夜々だったが、その場で意見を言う勇気もなく「わかる、わかる」と笑い。友人たちは「てか、夜々うまいよね。感動してる演技!」とし、容姿の良さと演技力を武器に女優になればいいなどと勝手に抜かすのだった。

「え…今感動ハラスメントとかあんの? 」

このシーンをめぐり、ネット上では議論が発生。《え…今感動ハラスメントとかあんの? 真面目に感動して泣いてるんですけど?》《感動ハラスメントとまでは思わないけど、正直気持ちはわからなくもない》《結婚式の親へのスピーチってあるけど、あれ家でやるものだよね》《あー、感動ハラスメント。それか。結婚式の時に感じたの。その言葉が当てはまる》

などと、友人側に同調する声もあがっている。

「同作のプロデューサー・村瀬健氏は、《見た人が語りたくなるようなドラマにしたいと思ってこのドラマを企画した》と語っています。

主なテーマは〝男女の間に友情は成立するか?〟ですが、それ以外にもこのように価値観をめぐって対立するシーンが散りばめられているのが作品の特徴。ほかにも、学校の移動教室が苦手だった、交換日記がしんどい…といった話題が第2話でありましたね」(ドラマライター)

主人公側ではない視聴者にとっては、ハッとする瞬間が多いドラマになっているだろう。

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