ナイツ塙の『M-1』八百長ドッキリが笑えない ヤホーでは検索できなかった“超えてはいけないライン”

ナイツ (C)まいじつ

12月24日開催の『M-1グランプリ2023』決勝の審査員を務める『ナイツ』塙宣之が、今大会でその役目を終えるかもしれない。

塙は現在、後輩へのドッキリで炎上している。これが「M-1」に由来するものだとして、審査員降板を求める声が多く上がっているのだ。

【関連】内村光良の共演NGが発覚! 嫌悪をハッキリ明かす「俺は合わない」 ほか

「塙は11月14日の『ナイツ ザ・ラジオショー』(ニッポン放送)で、漫才協会に属するホリプロコム所属のお笑いコンビ『ミーナ』に、事務所公認のドッキリを仕掛けたと明かしました。

内容は、今年から『M-1』決勝に漫才協会の枠が設けられたため、八百長で『ミーナ』の決勝進出が内々に決まったというもの。2人が予選落ちして『なぜ?』となっているところでネタバラシするはずだったと語っています」(お笑いライター)

ところが、無名コンビにとっては決勝確約も重荷だったそうで、仕掛け人のスタッフから「早くネタばらししてください、プレッシャーで押し潰されてます」との連絡があったそう。それでも塙はネタバラシを遅らせたが、これでバラすタイミングを失ってしまったという。

「ミーナ」は2回戦で敗退するのだが、出来レースと聞いていたために混乱し、ここでようやくネタバラシ。しかし、塙は「ブチギレられましたね」と2人の反応を振り返り、「これはダメです。本当に最低。俺がやったことは最低。やっちゃった」と反省した。

「ミーナ」も自身のラジオ番組で、「これドッキリではないですけどね。潰しですね」とチクリ。「これ6月から動いていたらしい」「9月くらいに実際にドッキリが始まって。そこから個人的に本当にキツくて」「ネタバラシが早ければ良かった。泳がせすぎなんだよ」と語っていた。

今大会限りで降板? 大阪系有利の時代到来か

1カ月ほど経った12月下旬、なぜか今さらこの話題がネット上で燃え、芸人の夢を弄んだと批判の嵐に。

その勢いはすさまじく、《芸人人生を変える大会なのに審査員の立場を利用した》《審査員やる資格剥奪だろなあ》《塙さん審査員辞退してほしい》《審査員降りてほしいわ》《下手したら決勝の審査員辞退かもな…》など、塙の審査員降板を求める意見まで相次いでいる。

「『M-1』は芸人にとっての夢であり目標ですから、その気持ちを弄んだとなれば、批判は仕方がない。審査員という立場も利用したことになるし、悪質度はより高いでしょう。しゃれになるドッキリとならないドッキリがある」(同・ライター)

もし降板するようなことがあれば、大会への影響も考えられる。

「『M-1』はただでさえ八百長・出来レース疑惑が耐えませんから、これを連想させるような行為はNG。その権威を貶められたとして、運営が塙を審査員から外すことも考えられます。そうなると、代わりに吉本系や関西の大御所が入る可能性があり、回り回って吉本や関西系コンビが有利になるかもしれません」(同)

〝超えちゃいけないライン〟はヤホーで検索できなかったのだろうか。

【あわせて読みたい】