安田成美『風の谷のナウシカ』リメイク! 細野晴臣がプロデュースを担当 実は黒歴史だった?

(C)Bagus Production / Shutterstock

安田成美が歌う『風の谷のナウシカ』がリメイクされることがわかった。作曲を手掛けた細野晴臣のプロデュースで、1月31日に配信される。

同曲はスタジオジブリの映画『風の谷のナウシカ』のテーマソングとして1984年1月25日にリリース。オリコンチャートで週間最高10位、20.9万枚のセールスを記録し、安田の最大のヒット曲となった。

【関連】“ジェネリックジブリ”アニメ映画『屋根裏のラジャー』爆死! 大物芸能人を多数起用も…興行収入4億円も届かない? ほか

リメイク版は安田自身から「再挑戦したい」と細野に打診があったといい、細野は「何度もミックスをやり、磨いてはまた磨くということをやり続け、ついにやり遂げた」と語っている。

「風の谷のナウシカ」がリリースされたとき、安田はまだ17歳。今となってはあのつたないボーカルが懐かしいが、57歳となった現在の安田の声を聴きたいというファンはいるのだろうか。

『風の谷のナウシカ』は黒歴史?

「そもそも同曲は映画のシンボルテーマとして採用されたにもかかわらず、劇中で使用されていません。映画本編の内容との乖離を理由に、宮崎駿監督と高畑勲さんが反対したと言われていますが、何事にも完璧を求める宮崎監督が、楽曲の出来や安田の歌唱力を気にした可能性もあるかもしれません。映画ファンにとってはむしろ、安田の黒歴史にも等しいのですが、本人は大ヒットしたことで、今でもかなりお気に入りのようです」(芸能ライター)

リメイクにあたり、細野は何度もミックスをやり直し、「自分の中に狂気を感じたほどだ」と明かしている。安田の歌唱力にかなり手こずったであろうことは、想像に難くない。

安田が17歳の時に歌ったオリジナル曲は、つたなく不安定で、ある時、『ザ・ベストテン』(TBS系)で歌った際には、緊張のあまりさび部分の高音程で声がかすれるハプニングが発生したことも。

もっともそんな部分も含め、当時の少女にしか出せない独特の雰囲気をかもしだしていたことが、大ヒットに繋がった。

57歳になった安田が歌う「風の谷のナウシカ」は、一体どのような仕上がりになっているのか。ファンはドキドキしながら発売日を待っているのではないか。

【あわせて読みたい】