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3月4日の『金曜ロードショー』（日本テレビ系）では、ディズニー＆ピクサーの3Dアニメーション作品『リメンバー・ミー』を放送。しかし、放送中に〝ニュース速報〟が流れてしまい、視聴者から批判の声が続出している。

同作はミュージシャンを目指す少年・ミゲルが、「死者の国」を舞台に不思議な冒険を繰り広げるファンタジー作品。「死者の国」で出会ったガイコツのヘクターと共に、2人が互いの願いを叶えるべく奮闘する、家族の絆を描いた感動の物語となっている。

死者の国のスケールを表現するために、スタッフたちは霧に色を加え、光のある風景が遠く霞んでいく奥行きのあるビジュアルを実現。この光と霧の融合は、死者の国だけではなく無数のロウソクの光で描かれるサンタ・セシリアの死者の日の感動的なビジュアルをも作り出しています
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— アンク＠金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) March 4, 2022

放送前から大きな注目を集めていた同作だが、地上波放送ならではの〝ニュース速報〟が視聴者の感動をぶち壊すことに。物語の中盤で一番の盛り上がりを見せる中、「SMBC日興証券の本社を強制捜査 幹部社員ら相場操作の疑い」というテロップが画面上に入ってしまったのだ。

「証券会社『SMBC日興証券』の幹部4人が金融商品取引法違反（相場操縦）容疑で逮捕され、併せて本社の捜索も行われたことが報じられました。4人は特定の銘柄の株価を不正に維持していたようで、相場操縦の疑いで逮捕されるのは異例だったそう。当然、この大ニュースはすぐさま話題となり、『金曜ロードショー』でも速報としてすぐに取り上げたのでしょう。『リメンバー・ミー』のファンにとっては、最悪のタイミングと言っても過言ではないのかもしれません」（芸能ライター）

映画放送中のニュースはご法度？

「SMBC日興証券」の存続に関わる大事件。しかし視聴者はこの速報に、

《めちゃくちゃいいところでSMBC証券が邪魔をしてきやがって！》
《金ロー放送中のどうでもいいニュース速報やめろ！》
《大事なところでどうでもいい速報入れんな》
《金ローやってる最中に、ニュース速報ってホントやめてほしいわけよ》
《リメンバーミー録画してたのに！　いいとこでニュース速報入れてくんな、知らん人が逮捕されたとか興味ないって》
《リメンバーミーはニュース速報に邪魔されないで欲しかった。本当の緊急事態以外ではやめて欲しいよね》

などと怒り狂っていた。

「昨年10月31日、衆院選の選挙特番でTVアニメ版『鬼滅の刃 無限列車編』（フジテレビ系）が休みになった際も、《誰が何になろうが変わらんて。どうでも良すぎる》などと憤慨するアニメファンが少なくありませんでした。こういった批判は、やはり若い世代から多く出ます。しかし、若い世代がニュースに興味を持てないのも仕方ないのではないでしょうか」（同ライター）

とはいえ、大きなニュースなら、速報で流すのは当たり前のこと。ネットでお気持ち表明する前に、そのニュースが自身にどんな影響を及ぼすか思考を巡らせるのが賢い人間の行いだろう。