「娯楽を楽しむには知性が必要」発言で炎上! 裕木奈江の過去に擁護の声も…

裕木奈江 

裕木奈江 (C)まいじつ 

俳優の裕木奈江が4月17日に、自身のツイッターを更新。「娯楽を楽しむには一定以上の知性が必要」といった旨の発言を繰り出し、ツッコミが殺到している。

裕木は、《なぜ日本はゾーニングが苦手なのだろう》とツイート。

続けて《グレーゾーンが多く国内ではそれでよかったものが、時代の流れに沿って変えていかないと世界と互換性がなくなり落ちこぼれるので、世界の目に触れる場で起こった事に関してはこまめに炎上させて調整している、、という解釈でいいのかな》と語った。

さらに《ちなみに私は色々と30年間経験した後に、「現実社会で違法とされている事はエンタメでも基本表現を制限・禁止するべき」と思っています。自由な娯楽を嗜むには一定以上の知性が必要で、そうでない人には自制が難しく作品に影響され自分勝手で感情的な行動をとりやすくなってしまう》と持論を展開していた(現在は削除済み)。

裕木奈江自身がかつて批判を受けたことも…

裕木の主張に、ネット上では

《役者の立場から表現規制とはね。歴史ものからサスペンス、悪人を描く物語を片っ端から燃やせとでも言うのかね。「一定以上の知性が必要」という言葉も選民意識を感じてしまう》
《なるほど、そうなると、ほぼ全ての漫画アニメはもちろんの事、ドラマ、映画、舞台に至るまですべて禁止になってしまうけど?》
《エンタメの世界で生きてきたのに、それやったらかなりの創作物が終了するの分かると思うんだけど》
《若手の頃、現実とフィクションの区別がつかない人たちにイヤガラセされて苦労した裕木奈江からああいう発言が出るの、なかなか辛いものがあるわ》
《現実と創作の区別について啓蒙、理解を求めるのではなく「リアルで犯罪はエンタメでもやってはいけない」「自由な娯楽を嗜むには一定以上の知性が必要」という方向に行ってしまうのか…》

など、疑問の声が上がっている。

「批判の声が集まり、一部で炎上している今回の発言ですが、裕木の過去を知っている人からは擁護する声も上がっています。というのも、裕木はかつてブレーク後に強烈なバッシングに遭い、知らず知らずのうちに表舞台から姿を消しているのです。役柄で悪女を演じた裕木は、現実でも悪女のイメージが定着。彼女は『自制が難しく作品に影響され自分勝手で感情的な行動を取りやすくなってしまう』人たちによる被害者でもあるのです」(テレビ誌ライター)

昨今のキャンセルカルチャーによって、企業や人物が大炎上することもしばしば。もしかしたら当時のトラウマが、現在のエンタメを否定する発言に繋がっているのかもしれない。

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