HIKAKIN　画／彩賀ゆう （C）まいじつ　

日本YouTube界の頂点に君臨し、今やお茶の間の人気者としても親しまれているトップユーチューバー・HIKAKIN（ヒカキン）。

そんな彼が10月30日に投稿した動画にて、まさに〝聖人〟と呼べる行動を取ったが、意外にも物議を醸しているようだ。

同日に投稿された動画『不審キンTV』は、「第2回 ヒカキンのダイエット夜散歩！」と題したダイエット企画。雨が降る夜の赤坂付近をスタートし、お台場までの長距離散歩を決行していく。

そして散歩の道中、ヒカキンは「ちょっとホームレスの方がいたので」と言って男性の元へ駈け寄る。

相手の姿は映ってはいないが、「お父ちゃん」と言いながら手持ちの現金1000円を渡すことに。「大変だよな、雨の中がんばってたわ」と男性について語るのだった。

ヒカキンの行動は本当に“神”なのか

ホームレスの方へお金を渡したヒカキンの行動に対し、

《1000円で所が良識あるよね。大金をばら撒くなんて痛くも痒くもないのに本当のお金の価値を知っている人》
《偽善でもいいから、どんどんお金持ちは支援してあげて欲しい》

などと絶賛する声が集まっている。一方で〝お金を渡す〟という行為に疑問を抱く人も。ネット上では、

《ヒカキン好きだけど、これは賛同出来ないな。下手したらプライドを傷つけられたって逆ギレされるかもしれない。その場だけの施しは何にもならないよ》
《持続できない善意って、それは本当に救いなのか？と思ってしまいます》
《なんか最初から適当にホームレス見かけたらお金渡して「ヒカキンすげぇ」みたいな動画作る前提とか、勘ぐってしまうのは自分の心が貧しいからなのだろうか？》
《行為は素晴らしいが、撮影中にやる時点で色々な思惑が透けて見えてしまう》
《継続性のない目先の善意、ましてや動画にするなど、好感度あげるための行為としかとらえられない》
《ホームレスに現金渡すことが、本当の意味で善良な行動だとは思えない。しかも撮影中に》

などの反響も続出していた。

「基本的に炎上が少ないヒカキンですが、彼は近年、批判の声を浴びる数が増えています。今年10月にも賞金つきの大型企画『ヒカキンおにごっこ』にて問題があり、珍しく炎上。また9月には新作ゲーム『スプラトゥーン3』の実況内で〝差別発言〟があったとして、批判が殺到していました。その影響か、今回の動画が、好感度をあげる行為だと思われてしまったのかもしれません」（芸能ライター）

彼がやったことは善意に違いないが、なかなか難しい問題だ…。