平手友梨奈　（C）まいじつ

元『欅坂46』の絶対的エース・平手友梨奈が電撃移籍したことで、韓国の芸能事務所『HYBE』グループが注目を集めている。

ことあるごとにその名を見かけるが、実際のところHYBEとはどれほどスゴい事務所なのだろうか。

HYBEといえば、世界的人気を誇る『BTS』などが所属する芸能事務所なのは有名だろう。

他にも事務所初のガールズグループ『LE SSERAFIM』をはじめ、ジャスティン・ビーバーやアリアナ・グランデといった歌手もHYBE傘下のレーベルで活動している。

そんなHYBEの日本本社は12月21日、新法人ならびに新レーベルとして『株式会社NAECO（ネイコ）』を設立した。

日本から世界に羽ばたくアーティストを輩出することを目的に、同レーベルの1人目に平手が所属することが決定している。

日本の芸能事務所は井の中の蛙？

もはや所属アーティストの名前だけで、HYBEのスゴさは理解できるだろう。

もちろん業績もうなぎ登りで、HYBEの株価は上場してから一気に上昇。一時期は時価総額が1兆2000億円ほどになったこともある。

「株価でいえば『エイベックス』が約700億円、『アミューズ』が約300億円なので、HYBEには遠く及びませんね。日本国内で完結してしまっている企業と、世界レベルで活躍する企業の大きな差が見て取れます。

元『HKT48』の宮脇咲良が早々にHYBEへ移籍して、今は『LE SSERAFIM』のメンバーとしてグローバルな活躍を見せていますが、いつまでもAKB系列に居座るのではなく、すぐに事務所を変更したのは英断だったと言えるでしょう」（芸能ライター）

またHYBEのスゴさは所属アーティストや業績だけでなく、新人アーティストの売り出し方からも、うかがい知ることができる。

期待の新人ガールズグループ『NewJeans』は、2022年8月にデビューしたばかりだが、12月19日にYouTubeへ投稿された新曲のMVは、わずか数日で再生回数1000万回を超えているのだ。

さらに9人組ボーイズグループ『＆TEAM（エンティーム）』は、12月7日にデビューしたばかりで、『CDTVライブ！ライブ！』（TBS系）クリスマス4時間スペシャルで大トリを務めていた。

何もかも日本の上を行く芸能事務所HYBE。このままでは、世界を目指したい日本のアーティストが日本の事務所を捨てて、続々とHYBEへ流れることになるだろう。