菜々緒　画／彩賀ゆう （C）まいじつ　

現在放送中の菜々緒が主演を務める連続ドラマ『忍者に結婚は難しい』（フジテレビ系）の視聴率が、みるみるうちに減っていき、前クールに放送されたドラマ『silent』の貯金をすっかり使い果たしてしまったようだ。

薬剤師として働きながら、忍びとして暗躍する「甲賀忍者」の蛍（菜々緖）が主人公。

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普通の生活に憧れ、悟郎（鈴木伸之）と結婚するが、実は悟郎は、敵対関係にあたる「伊賀忍者」だった…というストーリーだ。

初回の世帯平均視聴率は7.0％（ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同）で、フジテレビ系の木曜劇場枠としては及第点だったものの、第2話で5.8％と激減。

その後、第3話6.2％、第4話6.0％、第5話5.9％、第6話5.0％、第7話5.1％と下がり続けている。

「同枠では前クールに、社会現象ドラマ『silent』を放送。初回6.4％からはじまり、最終回は9.3％。次のドラマに最高のバトンを渡しました。

しかし『忍者に結婚は難しい』がそれを生かせたのは初回だけ。後半になるにつれて面白くなってきたと評判なだけに、本当にもったいないことをしました」（芸能記者）

バラバラ状態のフジテレビ木曜劇場

フジテレビ木曜劇場は、シリアスドラマとおバカドラマをランダムに放送しているが、この編成がよくないとも…。

「視聴率を取りたいのなら、ある程度、枠の色を決めるほうがいい。恋愛に特化したTBS火曜ドラマや、王道の逆転劇に特化したTBS日曜劇場、一話完結の老人向けドラマのテレビ朝日木曜ドラマ枠など。

フジテレビ木曜劇場は次クールに、セックスレス夫婦を描いた『あなたがしてくれなくても』を放送予定ですが、『silent』の直後なら、そのまま視聴者を引き込めたことでしょう。

逆に『忍者に結婚は難しい』を好きな人にとっては重すぎる内容です」（同・記者）

同じようなドラマばかり放送するとマンネリ化するが、視聴率がとれていない以上、今の編成は失敗としか言えないだろう。