来年の大河ドラマがヤバすぎ! 紫式部と清少納言が“ライバル関係”の矛盾

吉高由里子 

吉高由里子  (C)まいじつ 

2024年に放送予定の大河ドラマ『光る君へ』で、タレントのファーストサマーウイカが清少納言役を演じることが発表された。多くの人が期待を寄せるなか、清少納言を紹介する〝ある一文〟に暗雲が立ち込める事態となっている。

本作は、平安時代中期を舞台に、後世で「世界最古の女性文学」と呼ばれる『源氏物語』を生んだ紫式部の生涯を描いた作品。

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主演を務めるのは吉高由里子、脚本はドラマ『知らなくていいコト』(日本テレビ系)や『星降る夜に』(テレビ朝日系)にて、吉高とタッグを務めていた大石静氏が担当する。

放送開始に向け、公式ホームページでは続々とキャストが発表。同じ時代に『枕草子』を執筆した清少納言を、ファーストサマーウイカが演じることとなり、《清少納言は、聡明で勝ち気、あけすけだけどウィットに富んだ辛口ブロガーの第一人者、という印象です》などとコメントを寄せている。

紫式部と清少納言に面識はない

その一方で、ネット上で注目を集めていのが、清少納言の一言紹介文。そこには《紫式部のライバル》と記されており、これが文学史を学んだ人々から〝ちょっと待った〟の声が上がっているのだ。

「ライバル関係だというイメージがついている原因は、2人がそれぞれ仕える彰子と定子が、一条天皇をめぐる恋のライバル関係であったためです。しかし、紫式部が彰子に仕えに宮中に入ったのは、清少納言が引退した約5年後。つまり2人は直接面識がなかったのです。

それでも過去の栄光として話に聞く清少納言に対し、一方的に嫉妬心を燃やしていた紫式部。彼女が遺した『紫式部日記』では、勝気でグイグイ前に出ていくタイプだった清少納言をこき下ろす内容が散々記されていますが、ライバルかと言われると…」(社会誌ライター)

NHK制作、ましてや大河ドラマということで史実に忠実に描いてほしいものだが、現在放送中の『どうする家康』を見る限りそれすらも怪しいものだ…。

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