日本人俳優の韓国進出が活発に? 坂口健太郎の韓ドラ出演にかかる期待

坂口健太郎 

坂口健太郎  (C)まいじつ

俳優・坂口健太郎が、韓国の新ドラマ『愛のあとにくるもの』でイ・セヨンと共演すると報じられた。もしドラマがヒットすれば、日本人俳優が韓国エンタメ業界へ進出するキッカケになるかもしれない。

2人の共演を報じたのは、韓国メディアJTBC。芸能関係者が取材に応じて「2人は新ドラマ『愛のあとにくるもの』の主人公に抜擢された」と明かした。

【関連】坂口健太郎『CODE』視聴率激減! イマイチ人気が出ない3つの理由 ほか

「イ・セヨンといえば、21年の大ヒットラブロマンス『赤い袖先』で『2PM』のイ・ジュノと共演を果たし、アジア中に空前の〝袖先〟シンドロームを巻き起こした女優です。

坂口がお相手役に抜擢されたのは、単純に韓国人気が高いからでしょう。彼は韓国ドラマ原作の日本リメイク作品に出演しているため、知名度はバツグン。おまけにそのルックスは韓国の人気俳優、ソ・ガンジュンとそっくり。韓国では坂口のことを〝日本のソ・ガンジュン〟と呼ぶ人も少なくない。

彼と小松菜奈が主演の映画『余命10年』は韓国でも公開されており、舞台あいさつのために2人が訪韓した際には、多くのファンが金浦国際空港に詰めかけました」(芸能記者)

日本の俳優陣が韓国エンタメを救う?

ではなぜ今回の報道が、日本人俳優の韓国進出のきっかけになるのだろうか。

「現在の韓国エンタメ業界は飽和状態。コロナ禍からの回復が予想よりも遅れているといわれている。特に映画館全体の売上高が伸び悩んでおり、2017~2019年と比較すると、半分ほどの水準までしか回復していない。

韓国ドラマ市場においては、韓国テレビ局とオンライン動画プラットフォームの財政難が影響し、多くのドラマの放送・配信元が決まらない状況にある」(エンタメ誌ライター)

韓国のエンタメ業界が飽和状態にある以上、遅かれ早かれテコ入れが必要となってくる。

「中国の政府系メディア『環球網』が報じた記事のなかで、クリエイティブ産業専門家である安東大学の教授が『既存のドラマの構図を打ち破り、新たな収入源や企画などを生み出す時に来ている』と語っている。

今回の坂口のドラマ出演も、その一案だろう。韓国では福士蒼汰や山﨑賢人、山田裕貴も大人気。もし今回の新作ドラマがヒットすれば、韓国はもっと日本人俳優を起用したがるはず。

今は地上波に加え、ストリーミングサービスでもオリジナルドラマが楽しめる時代なので、もし韓国進出が実現すれば引く手あまたになるだろう」(同・ライター)

いずれにしても坂口へのプレッシャーは大きい。

【あわせて読みたい】