テレ東ドラマ『初恋、ざらり』が口コミで話題 風間俊介と軽度知的障害女性との恋愛描く

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7月からテレビ東京系列で始まった、ドラマ『初恋、ざらり』が注目を集めている。

ドラマは小野花梨と風間俊介のW主演。さすがは「攻めてるテレ東」が誇る深夜ドラマであり、口コミで話題を呼んでいる。

「軽度の知的障害を持つ上戸有紗(小野)は場末のキャバクラのようなところで働き、男性客に毎日トイレに連れ込まれ、性処理をさせられるのです。彼女は『自分にはこんなことしかできないのか』と自問自答する日々を送ることからはじまります」(ドラマライター)

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これではいけないと思った有紗は一念発起。アルバイトとして配送会社に勤めることになる。会社でミスを連発する有紗に対して、先輩女性は怒り心頭。それをかばい、フォローするのが先輩の岡村龍二(風間)だった。

「有紗は優しい岡村にどんどん惹かれ、彼女のほうから『好きです』と告白。岡村は10歳以上も年が離れていることから、『こんなオヤジが…』と悩むものの、交際をはじめるのです」(前出・ドラマライター)

やがて2人は同棲をはじめるが、ここで大きな問題が出てくる。有紗は岡村に知的障害があることを明かしておらず、仕事先でも家でも失敗を続けているのだ。

「攻めのテレ東」今回はバッドエンド?

「ある日、有紗は自分が軽度の障害者であることを告白。それに岡村はショックを受けます。有紗は障害者手帳を返却し、健常者として生きたいという希望を語るのです。岡村には予期せぬ事態で戸惑うばかりです」(同)

その後岡村は、有紗の母親・上戸冬美(若村麻由美)を訪ね、手帳返納の考えを伝える。すると冬美は「あんた、あの子の面倒を一生見てくれるの!」と激怒。岡村は返す言葉もなく、自分の甘さに気づくというのが、8月11日に放送された第6話までの展開だ。

「テレ東は7月に終了したドラマ『さらば、佳き日』で、お互い愛し合う兄妹が、本当の夫婦になるという驚きの結末を描いて話題になった。そこから考えると、今作もお互いの気持ちが通じて結婚かも…」(同)

原作は完結済みの同名漫画だが、もっとも「攻めてるテレ東」に、すんなり結婚という筋書きはあるのだろうか。

「テレ東なら、2作続けてハッピーエンドにはならないと思います。しかも『さらば――』では、戸籍上は無理なのに、実の兄妹を夫婦にしてしまう、だれもが想像しなかったオチ。今回も意外な結末でしょう。恋愛成就よりナミダ終わりのような気がします」(テレビ雑誌編集者)

18日放送の第7話では、岡村が無意識に避けていた結婚という将来について意識するようになるという。今後の展開にも注目だ。

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