『最高の教師』は考察ドラマではない? すべてを台無しにする松下洸平の衝撃発言「試行回数1回の出来事は結論にはならない」

松岡茉優 

松岡茉優 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

〝考察ドラマ〟として人気を博している松岡茉優が主演のドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系)。しかし9月2日に放送された第7話で、これまでの考察を崩壊させるようなことが起こった。

同作は、卒業式の日、担任クラスの生徒の誰かに殺害された高校教師・九条里奈(松岡)が、1年前にタイムスリップし、「30人の容疑者」を再教育する物語。

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前回の第6話で、生徒の1人・鵜久森叶(芦田愛菜)が学校の吹き抜け廊下から転落して死んでしまう。

鵜久森も九条同様に人生をやり直していて2周目なのだが、1周目で死んだ日と同じ日に、2周目でもまた亡くなってしまったのだ。

「鵜久森は運命だと悟っているようでしたね。どうやら人生をやり直しても、死という運命は変えられないようです。そのため、九条もまた卒業式の日に死んでしまう…というのが、多くの視聴者の考察でした」(芸能ライター)

しかしその考察を否定するような言葉が、第7話で発信された。

九条の夫・九条蓮(松下洸平)は、運命から逃れられないと落ち込む九条を見て、「試行回数1回の出来事は結論にはならない」「たった一回そうなったことを結論と思うな。だからこれを、運命だと結論付けてはだめだ」と励ましたのだ。

ただの熱い学園ドラマだった可能性…

「これによって、九条の死の未来が回避できる可能性が出てきましたが、同時にとある可能性も浮上。それは、〝人生3周目〟ルートです。

第6話で、ともに人生をやり直している鵜久森と九条は〝3周目はない〟と明言していましたが、蓮の言葉によって、それも結論付けてはいけない可能性がでてきたのです。

第6話で前提として出された〝運命は変えられない〟〝3周目はない〟が、次の話であっさり覆るとは…」(同・ライター)

しかしここにきて、そもそも〝『最高の教師』は考察ドラマではない〟という話もあがっている。

第7話では、教頭の我修院学(荒川良々)が会見を開き、鵜久森の死について報道陣の前で説明していたのだが…。

「荒川という曲者役者がこの役を演じている以上、絶対に裏があると睨んだ視聴者が多かったのですが、我修院はただただ長台詞で熱い言葉を放つだけ。

結局第7話では、これまでの考察要素が一切進まず、解明されず、それどころか前提が覆って振り出しに。ストーリーも、まるで道徳の授業を受けているようなキレイごとの連続で、視聴者からは《見なくていい回》《丸々飛ばしても問題ない》《過去最低》などと酷評されました」(同)

実は視聴者が勝手に、〝ダークな考察ドラマ〟と思っているだけで、『最高の教師』はただの心温まる学園ドラマなのかもしれない。

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