NEWS加藤シゲアキ『なれのはて』で直木賞に2度目のノミネート!「どうせ忖度」の批判を覆す傑作だと話題に

画/彩賀ゆう (C)まいじつ

12月14日、第170回「芥川龍之介賞」と「直木三十五賞」の候補作が発表された。『NEWS』加藤シゲアキによる小説『なれのはて』が直木賞にノミネートされており、大きな注目を集めている。

加藤は、2012年の『ピンクとグレー』で作家デビュー。当時のジャニーズ事務所で初の作家デビューを飾り、累計45万部のヒットを記録した。

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その後、2020年の『オルタネート』が第164回直木賞候補に選出され、大きな話題に。「なれのはて」は加藤にとって、二度目の直木賞ノミネートとなる。

「『なれのはて』は、とある絵画の謎を追う本格長編ミステリーであり、人間の業と悲しみが渦巻く人間ドラマも描かれています。『オルタネート』は若者世代向けの作品でしたが、『なれのはて』は〝30代半ばの本好き〟として、加藤自身が楽しめる一冊を目指したそうです」(芸能ライター)

忖度の枠組みから外れ直木賞

直木賞にノミネートされたのは6作品。「なれのはて」のほか、河﨑秋子の『ともぐい』、宮内悠介の『ラウリ・クースクを探して』、万城目学の『八月の御所グラウンド』、嶋津輝の『襷がけの二人』、村木嵐の『まいまいつぶろ』が選ばれた。

ただ、加藤のノミネートはポジティブな意見ばかりではない。本業はアイドル、しかも所属は旧ジャニーズ事務所とあって《どうせ忖度があるでしょうよ》《またこの人ノミネートされたの?》などのマイナスな意見も多い。

とはいえ恐らくは、その大半が加藤の作品を読んでいない人からによるもの。

実際に彼の小説を読んだ人からは《入念な構成を一気に読ませる力量にうなりました》《文字描写だけで目の前に景色が見える。素晴らしいの一言に尽きる》などの声が上がっている。

たとえ直木賞を受賞せずとも、小説家として加藤は認められているようだ。

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