山田邦子はなぜ『M-1』をクビにならなかったのか…運営が審査員の続投を決めた理由

山田邦子

山田邦子 (C)まいじつ 

12月24日開催のお笑い賞レース『M-1グランプリ2023』の審査員が発表され、山田邦子が昨年から引き続き、審査員を務めることがわかった。いったいなぜ、あれほど不評だった山田が続投となったのだろうか。

18日、山田は自身のYouTubeチャンネルを更新し、今年も審査することについてコメント。11月の段階でオファーが来ていたと明かす。

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しかし、正式発表されたことで、すでにお笑いファンから多数のクレームが寄せられたという。「辞退してほしい」という要望まで届いたのだが、山田は「辞退はないです」とキッパリ言い切り、審査員として胸を張っている様子だった。

「山田を〝点数のブレ〟を理由に批判する人がいますが、これはお門違いでしょう。お笑いの審査なんて好みでしかないのだから、他の人と点数が違って当然。山田は昨年、確かに、一組目の『カベポスター』に84点、2組目の『真空ジェシカ』に95点と大きな差をつけましたが、結果的に全10組を11点の幅で採点していて、バランスを崩していたわけではない。

たまたま、山田の一番好みではない芸人がトップバッターを務め、一番好みの芸人が2組目に登場したため、このような点差が開いてしまっただけです。むしろ、2組目に最高得点をつけているのは、後半にインフレしがちな点数を抑えていた。会場の雰囲気に左右されおらず、好印象ですらあります」(芸能ライター)

票をもらっても嬉しくない山田邦子

ではなぜ、山田は審査員として不適任なのか。

「シンプルに、出場している芸人のほとんどが、山田から褒められても嬉しくないからでしょう。出場する芸人は、『たとえ最低点でも松本人志からの1票が欲しい』と、審査員の一人である松本を崇拝しているし、逆に優勝しても『松本から票をもらえてない』と落ち込んでいる人もいる。そのくらい、審査員は出場する芸人にとって、あこがれの存在でなければならないのに、若手芸人に小バカにすらされている山田を起用してしまったのか。〝女性枠〟だとしても『M-1』側の起用には疑問が残るばかり」(同ライター)

とはいえ、山田は来年の審査員続投もほぼ確定的だという。

「『M-1』の審査員は重圧が大きく、オファーを受けても拒否する大御所が多い。そんな中で引き受けてくれた山田を、不評だからと1年でクビ切りにしてしまえば、ますます大御所がオファーを受けてくれなくなる。最低でも3年間くらいは山田が審査員を務めるだろう」(芸能記者)

ちなみに『ダイアン』の2人は今年、新たなM-1の審査員に浜田雅功や『おぎやはぎ』、『笑い飯』、バカリズム、千原ジュニアなどを望んでいたが、叶わなかった。

誰が審査員になるべきか、M-1出場者にアンケートをとって選んでほしいものだ。

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