元放送作家の長谷川良品氏が2月27日、自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿。元プラスマイナス岩橋さんが告発した「お笑いコンクールのやらせ」疑惑について、放送作家の前田政二氏がスポーツ紙で反論。この一連の流れにまつわる違和感について語った。
『北河内新人お笑いコンクール』をめぐっては、岩橋さんがやらせ疑惑を告発し、交野市の山本景市長が疑惑を認め波紋が広がっていた。その後、岩橋さんに名指しされた、本大会をプロデューサーとして仕切っていた放送作家の前田政二氏がXで疑惑に真っ向から否定し、26日の『スポニチ』にてやらせを「全くない話」と否定する記事が配信されていた。
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長谷川氏は、やらせ告発を受けた直後、前田氏がXに投稿した内容に触れ「個人的にこのポストを見た直後の感想としては、放送作家というプロの物書きとしては感嘆符。要はビックリマークが多いと感じた」と独特な見方で分析。文中のビックリ多用やマークのつけ過ぎに「さすがにビックリしすぎなのでは」と淡々と語った。
さらに、前田氏が「スタッフ一同、ビックリしています」とポストしたことに対し、「スタッフは全員、お前らの言うことなど信用できない」と言っているかのような物言いがあり、そもそも岩橋さんも、交野市市長も審査員のためスタッフなのではないかと疑問を呈し、「プロの書き手としてはあまりにも稚拙で醜悪なミスインフォメーション」と私見を述べた。
長谷川氏は、26日に『スポニチ』に配信された記事を取り上げ、一連の記事の流れに強烈な違和感を覚えたと話した。記事が配信される前日、前田氏がXに正当性をアピールする記事の掲載予告とも取れるポストがあり「まるでメディアを私物化するような物言いでは」と問題視。そして「まるで自分の主張の正当性をスポニチが代弁してくれるかのような物言いですが、メディアはあなたの所有物ではありません」とバッサリ。
今回の『スポニチ』の記事はあくまで前田氏側の言い分を掲載しており、やらせ疑惑が晴れたわけではないとし、「一部のマスコミではなく、公平に全てのメディアを入れ記者会見を開き、発言の矛盾点など都合の悪い質問も浴びた上できちんと弁明されるべき」「しかもこれ公金が入っているので有耶無耶で終わらせるべきではない」と、記者会見を呼びかけた。
動画へのコメントでは、「毎回長谷川さんの動画は、心の中でモヤッてる部分を100%以上言語化してくれてとても気持ちよいです」「最後まで鋭い洞察力に驚きの連続！」「『ビックリしすぎなのでは』笑いましたw」と言った声も寄せられている。