『東京リベンジャーズ』“オワコン化”待ったなし? 内部崩壊でグダグダに…

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令和の時代に〝ヤンキーブーム〟を巻き起こした大人気作品『東京卍リベンジャーズ』。少し前までは飛ぶ鳥を落とす勢いだったが、近年では読者から飽きられつつあるようだ。

同作は、フリーターの花垣武道(タケミチ)が、死ぬ運命にある中学時代の恋人・橘日向を救うためにタイムリープを繰り返す物語。

アニメ放送時は女性層も取り込み驚異的な人気を博していたが、コミックス26巻辺りから不穏な空気が流れ始めることに。

今年2月に発売された26巻では、3つのヤンキーチームが最終決戦を行う展開を繰り広げた。しかし特にストーリーは進んでおらず、内容の大半が戦闘シーン。また、無駄に大きく設けられているコマ割りは、露骨な引き延ばしを疑わざるを得ない。

ちなみにコミックス25巻では、作中の重要人物である龍宮寺堅ことドラケンが死亡している。物語が大きく動き出すのかと思えば、ここにきて引き延ばし…。ファンがヤキモキしてしまうのも仕方ないのかもしれない。

原作だけの責任ではない?『東リベ』を終わらせた数々の要因

ファン離れが加速している「東リベ」だが、その理由は原作だけにある訳ではなさそうだ。アニメでドラケン役を務めていた声優・鈴木達央の不倫騒動も、ファンを突き放す一因となっている模様。昨年12月にはアニメ公式サイトにて正式に鈴木の降板が発表されており、不本意な形で大きな注目を集めていたことが記憶に新しい。

「鈴木の不倫騒動や降板が原因なのか、アニメ第2期の制作は発表されましたが、具体的な放送時期は発表されていません。アニメ1期は2021年9月に終了したのですが、鈴木の後任も発表されておらず、グダグダな雰囲気に。1期の放送直後に2期が放送されていれば、延命できたかもしれませんが、作品自体が少しずつ忘れられている模様。長いこと待たされたせいで、熱心なファンからも《どうしよう、東リベ飽きてきた》と言われていました」(芸能ライター)

一方で、コラボ展開などの〝副業〟は盛んに行われている。6月18日からは『新横浜プリンスホテル』とのコラボが開催される予定だが、ネット上には、

《ファンだけど謎コラボ多くて困惑》
《なんでもかんでもコラボしすぎ》
《ホテルはイメージと違い過ぎるだろ…》

などといった辛辣な意見が寄せられていた。

昨今のアニメブームはライト層の食いつきによって話題になることが多い。現在は『SPY×FAMILY』が覇権アニメとして注目を集めているため、ライト層はほぼ「SPY×FAMILY」に持っていかれたと予想できる。やはりアニメが終わってしまうと、どれだけコラボなどで盛り上げようとしても無駄なのかもしれない。

ちなみに実写映画『東京リベンジャーズ』は5月31日、著しい活躍をした映画製作者を表彰する『第41回藤本賞』にて、プロデューサーの岡田翔太氏が新人賞を受賞していた。原作とアニメのファン離れが加速する中、最後の頼みの綱は実写版のみなのかもしれない…。

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