映画『ジョーカー』続編に賛否!“京王線刺傷事件”の影響で日本公開はナシ?

ホアキン・フェニックス 

ホアキン・フェニックス (C)Cubankite / Shutterstock

6月8日未明、『第92回アカデミー賞』で主演男優賞を輩出した映画『ジョーカー』の続編が正式始動したと発表された。主演のホアキン・フェニックスの続投や、タイトル、脚本の表紙などが明らかになっているのだが、ファンの間では賛否が分かれているという。

2019年に大ヒットした映画「ジョーカー」は、『バットマン』シリーズの悪役であるジョーカーが誕生するまでを描いた物語。なぜジョーカーはヴィランになってしまったのかというテーマが設けられており、興行収入はたった2カ月で50億円を超えるなど、大ヒットを記録した。

今回発表された続編「ジョーカー」の原題は『JOKER:Folie a Deux』。フランス語で〝2人狂い〟〝感応精神病〟という意味があり、ジョーカー以外のキーパーソンが登場すると予想されている。

続編の発表に伴い、監督のトッド・フィリップスは、自身のインスタグラムで真っ赤な表紙の脚本をシェア。投稿の2枚目には、タバコを咥えながら脚本を読んでいるホアキン・フェニックスの写真が添えられていた。

 

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「ジョーカー」は前作のみで十分だった?

前作「ジョーカー」のファンは日本にも多いが、SNSには

《あのジョーカーがバットマンと戦う映画が見たい》
《ジョーカー続編は命が助かるなあ》
《あそこで終わったから良かったのにという思いは強い》
《敵と戦うわけでもないし、ひたすらジョーカーの狂気を描く作品なのに続編必要か?》
《トイストーリー4みたいになりませんように…》
《ジョーカー続編楽しみだけど、京王線の件があるから日本で上映されるかな》
《ジョーカーの続編が出たら、また京王線が燃やされるやんけ》

といった意見が見受けられた。

「映画『ジョーカー』は、解釈次第で評価が大きく変わる作品。特にラストシーンの解釈が人によって異なり、国内外のSNSでラストシーンの意味を考察する動画などが出回りました。続編に不安感を抱いている人たちは、〝正解の解釈〟が提示されることをよく思っていないようです。ただ、続編はジョーカー以外のキーパーソンが出て来ると予想されています。この人物との物語を描くのであれば、続編を望んでいない人たちからも歓迎されるのではないでしょうか。また昨年11月に発生した京王線刺傷事件に影響を与えたため、日本で公開されるか疑問に思う人もいるようですね」(映画ライター)

とは言え、明確な内容や公開日などは未だ発表されていない「JOKER:Folie a Deux」。続報を心待ちにしたいところだ。

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