6月17日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)は、ディズニー/ピクサーによる不朽の名作『トイ・ストーリー3』を本編ノーカットで放送。しかし、内容に集中できないようなタイミングの悪いCMが重なり、視聴者から批判が相次いでいる。
同作は大人気シリーズ『トイ・ストーリー』の第3弾。手違いで保育園に寄付されてしまったバズ・ライトイヤーをはじめとしたオモチャたちが、助けに来たウッディと共に壮大な脱出劇を繰り広げる物語だ。
保育園のオモチャを束ねるボス・ロッツォとの熾烈な闘いや、オモチャの持ち主だったアンディの成長などが描かれており、シリーズの中でも屈指の感動作として名高い。
(´-`).。oO(大学生になるアンディー、そしてもう遊ばれなくなったおもちゃ…)
_人人人人人人人人人_
> おもちゃたちの <
> 運命は? <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄#トイストーリー3#バズライトイヤー pic.twitter.com/9wmg1msd50— ディズニー・スタジオ(アニメーション)公式 (@DisneyStudioJ_A) June 17, 2022
中でも有名なのは、物語終盤のシーン。ゴミ処理場に追いやられたウッディやバズたちが、溶鉱炉に落ちそうになる寸前に手をつないで覚悟を決める場面は、同作屈指の感動&ハラハラするシーンと言えるだろう。しかし今回の放送では、ウッディとバズが手をつないだ瞬間にCMに突入。決死の脱出劇は、CMで遮られる形となった。
感動が台無し? エンディングも地獄…
また「トイ・ストーリー」シリーズは、エンディングがNGシーン集になっており、最後まで楽しめる作品として有名。ところが今回の『金ロー』では、本編はノーカットだったもののエンディングは全カットしていた。
タイミングの悪いCMやエンディングカットに対し、視聴者からは
《一番いいとこでCM入るの、やっぱりドン引き》
《なんでそこでCM入れるの!? 泣いてたのに…》
《そこでCM入れんの? TV局の人って空気読めない奴なん?》
《CMの位置すら最悪、さすが金ローだわ》
《おいおいエンディングカットかよ。これだから金曜ロードショーは!》
《トイ・ストーリー流すなら最後のNGシーンまで出せや》
《トイ・ストーリーといえばエンドロールのNGシーン含めて楽しむものよ…》
など、怒りの声が殺到している。
「本編カット、エンディングカット、多すぎるCM…。これまで数多くの批判を集めてきた『金ロー』ですが、それも地上波であれば仕方のないこと。最近は動画配信サービスなどで映画を楽しむ人も多いため、本編ノーカットでも十分に努力しているように思えます。少しずつではありますが、地上波の映画放送も視聴者の要望に添うよう変化が見られるので、今後はCMの位置にも工夫が出てくるのではないでしょうか」(芸能ライター)
最近は番組開始すぐにCMを流さないなど、視聴者を引き込むための工夫が見られる。今後も『金ロー』の努力に期待しよう。