広瀬すず『夕暮れに』なぜ放送が許されるのか? クソドラマすぎて鳥肌

永瀬廉  広瀬すず 

永瀬廉  広瀬すず 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

今期最凶のクソドラマとして評判の広瀬すず主演『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)。残すところあと1話だが、相変わらず盛り上がらないどころか、大ブーイングが巻き起こっている。

このドラマは、九州の田舎で生まれ育った空豆(広瀬)と、作曲家を目指す音(『King & Prince』永瀬廉)の2人が繰り広げる「世界で一番美しいラブストーリー」…と公式サイトで宣伝されている作品。

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脚本を手掛けているのが、御年61歳のベテラン北川悦吏子氏。このドラマの執筆中、体調が悪く、とても連ドラを描けるような状況ではなかったことを告白している。

「3月14日放送の第9話も、とにかく酷かった。すれ違う空豆と音の様子が描かれたのですが、テンプレ的なお邪魔虫が登場したり、すれ違っていく様を、ナレーションの説明台詞で表現するなど、もはやドラマ制作を放棄しているようなつくり。

普通、こんなガタガタの作品、どこかでストップがかかりそうなものですが、ベテランの北川氏が体調不良の中で必死に書き上げてくれたと思うと、直しの指示もできなかったのかも…」(芸能記者)

知らないとこで自己完結していくキャラたち

この回では、空豆と音のすれ違いのほかに、もう一つ酷すぎるシーンがあった。それは、空豆の上司で、トップブランド「アンダーソニア」のデザイナー・久遠徹(遠藤憲一)が、空豆のデザインを盗作した問題だ。

「前回の第8話で、空豆は盗作されたことにショックを受けて絶望。この回を、北川氏は〝神回〟だと自画自賛していました。

そして第9話、盗作された空豆がいったいどのように立ち直り、久遠とどのように決着をつけるかと期待されましたが、空豆はちょっと落ち込んだだけで自動的に復活したのです。

久遠も勝手に反省して、自発的に盗作を返却。空豆とアッサリ和解しました。ドラマ性がまるでなかったのです。やはりこのドラマ、もうドラマを描くことを放棄して、起こった事象をただ並べているだけです」(同・記者)

第9話によって、前回の自称神回である第8話の茶番さがより際立ってしまったようだ。

もう、このドラマに〝ドラマ〟を期待しないほうがいいだろう。

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