『DayDay.』『ぽかぽか』低視聴率で打ち切り寸前! MC陣の実力不足が露呈

南海キャンディーズ 山里亮太  

南海キャンディーズ 山里亮太 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

番組の評判や視聴率が悪ければ、当然その番組は打ち切りになる。それは始まったばかりの新番組も例外ではない。今回は、そんな打ち切り寸前の窮地に立たされている番組を3つ紹介していこう。

まずは、4月3日よりスタートした朝の情報番組『DayDay.』(日本テレビ系)。元NHKアナウンサーの武田真一と『南海キャンディーズ』山里亮太をメインMCに迎え、同局の『スッキリ』と『バゲット』の後継番組として幕を開けた。

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ところが、放送初回から視聴者の不評を集めてしまう。原因は武田の起用によって報道路線に進むかと思われた番組コンセプトが、真逆のエンタメ路線だったため。さらに裏番組の『ノンストップ!』(フジテレビ系)と丸被りの内容になっていた。

また、不慣れなMC陣にも酷評が集まり、特に山里のMCに関しては目も当てられない状態。タレントのヒロミをはじめとするコメンテーターの人選にも不評が相次いでおり、ネット上には《スッキリの方が良かった》と声を漏らす人も少なくない。

「番組の内容、MC、コメンテーターと、全ての要素に酷評の集まる『DayDay.』は、当然視聴率も振るわず、初回の世帯平均視聴率は5.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と予想以上に低い結果でした。『スッキリ』最終回の6.0%と比べてもその差は一目瞭然で、最近は2~3%程度と、いまなお低空飛行を続けている状態です。このままでは打ち切りも時間の問題と言えるでしょう」(芸能記者)

面白味も新鮮味もない番組といえば?

お笑いコンビ『ハライチ』と神田愛花がMCを務める『ぽかぽか』(フジテレビ系)も、打ち切り寸前と言えるだろう。こちらの番組にも初回放送から批判が殺到し、一躍不人気番組の仲間入りを果たしてしまった。

「ぽかぽか」の致命的な欠点と言えば、前身番組『ポップUP!』が放送期間わずか9カ月という異例の早さで打ち切りになり、放送枠自体が機能していないことがあげられる。

加えて、放送内容はバラエティー寄りで、裏番組の『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)で紹介しているような、お得情報はほとんど出てこない。さらにMCのハライチ・岩井勇気の〝悪ノリ〟も不評を買っている原因の一つ。センシティブな話題に対するおふざけや、私利私欲を満たすためのセクハラじみた企画など、いい加減視聴者もウンザリしているようだ。

実際にネット上でも《ポップUPとの違いを教えてほしい》《まーた岩井が暴走してるよ…》《内容がくだらなすぎて全然面白くない》《早く打ち切りにしてくれないかなー》《年内には終わりそう》といった散々なコメントが見受けられる。

そして2021年10月にタイトルを変更した『行列のできる相談所』(日本テレビ系)も、今年に入って打ち切りがウワサされている。

大きな要因としては、『ダウンタウン』松本人志と中居正広がMCを務める『まつもtoなかい』(フジテレビ系)のレギュラー放送が始まったため。放送時間も日曜夜9時からとぴったり重なり、長年同枠の王者に君臨してきた「行列」の立場は危うくなるばかりだ。

「そもそも最近の『行列』は、ゲストトークやグルメ情報ばかりでマンネリしつつあります。今までMCも『フットボールアワー』の後藤輝基や東野幸治、明石家さんまなどの吉本芸人が務めてきましたが、裏番組にダウンタウンの松本がいるとなれば、今後、吉本芸人は『行列』より『まつもtoなかい』を優先するでしょう。はじめは吉本興業同士の潰し合いとも言われていましたが、もしかしたら吉本が『行列』をわざと潰しにかかっているのかもしれません」(同・ライター)

鳴り物入りで始まった番組も、ふたを開けてみたらお粗末な内容だったということはよくある。この先、どのような展開で視聴者離れを食い止めるのだろうか。

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