『教場0』が恋愛ドラマに!? “最終回直前”第10話の恋人描写にモヤッ…

木村拓哉 

木村拓哉 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

シリアスな展開が売りとなっている、木村拓哉主演のドラマ『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)。6月12日放送の第10話「指輪のレクイエム」では唐突に〝恋愛ドラマ〟のような描写が登場したため、違和感を覚える視聴者が続出している。

第10話では、風間公親(木村)と中込兼児(染谷将太)が、変死体で発見された老齢の女性・仁谷清香(竹下景子)の事件を捜索することに。遺体は住宅街の一軒家で見つかり、発見したのは22歳年下の夫・継秀(岡田義徳)だった。

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そのころ、意識不明の重体で入院していた風間の元バディ・遠野章宏(北村匠海)に異変が起きる。事務員の伊上幸葉(堀田真由)は風間に見舞いに行くよう伝えたが、彼は被疑者との面会を優先した。

風間が病院へ向かったのは事件解決後のことで、そこには涙を浮かべた幸葉が…。見舞いに来なかったことを責めているのか、幸葉は風間に拳を振り下ろすのだった。

「幸葉は、遠野のお見舞いに行き、意識が戻らない彼に向かって『ねえ、風間さんって変な人好きよね。花が好きなイケメン刑事とか!』などと語りかけていました。そして『また来るね』と言いながら、飴を一つ置いて行っています。その姿はまるで〝恋人〟そのものでした」(芸能ライター)

いつ恋仲に? 彼女のような幸葉にモヤッ…

結局、遠野は命を落とすことになり、作中には幸葉が血まみれの遺品を綺麗にふき取りながら涙する描写も見受けられた。しかし気になるのは、これまで幸葉と遠野の間に、〝親密な仲〟を思わせる描写が少なかったことだろう。

「幸葉はまるで恋人が亡くなってしまったかのように振る舞っています。仕事仲間の死に泣いているとも捉えられるものの、正直二人はそこまで交友を深めていません。

しいて言えば、第6話の事件で遠野が幸葉に協力を依頼していましたが、刑事としてはごく普通の描写でした」(同・ライター)

そもそも彼女は、終始暗い雰囲気の同ドラマで唯一の〝根明〟なキャラクター。良く言えばムードメーカーだが、悪く言えば空気を読まない性格だろう。

しかも、公式サイトで〝風間を最も近くで見ている人物〟として紹介されていながら、これまで大した活躍もしていない。そのため、第3話あたりから視聴者の間で〝不要キャスト〟などと囁かれていた。

「平均世帯視聴率は初回に12.1%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録して以降、それを超えることがありませんでした。8~10%を行ったり来たりし、今期ドラマのなかでは決して悪くないものの、No.1ではない。

そういったことを鑑みて、最終回直前に変化球として恋愛を思わせる要素を入れたのでは。視聴者の心を掴めたかは謎ですが…」(同)

いよいよ次回は最終回のようだが、幸葉はこのまま何の見せ場もなく終わってしまうのだろうか。

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