『だが、情熱はある』急逝した芸人のモデルが判明! 藤井隆が演じた“タニショー”は…

髙橋海人 

髙橋海人 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ

6月18日に放送された連続ドラマ『だが、情熱はある』(日本テレビ系)第11話で、タレントの藤井隆が演じるピン芸人・谷勝太のモデルとなった人物が明らかになった。

このドラマは、『オードリー』若林正恭(『King & Prince』髙橋海人)と、『南海キャンディーズ』山里亮太(『SixTONES』森本慎太郎)によるお笑いユニット『たりないふたり』の半生を基にした青春サバイバルストーリー。人見知り、自意識過剰、コンプレックスまみれで育った2人による、サクセスストーリーともいえないが、情熱はある成長を描く。

【関連】山里亮太、危機一髪?“蒼井優との結婚”を台無しにしかけた卑屈な行為とは… ほか

谷勝太こと〝タニショー〟は、若かりし「オードリー」と古くから付き合いのある先輩芸人。お茶の間に大人気であるにも関わらず、売れない後輩にも丁寧なあいさつをする腰の低い人物だ。

しかしその一方で、若林との初対面時に「キミ、みんな死んじゃえって顔してるね」と言ってほほ笑み、一瞬で若林の〝闇〟を見抜く、独特なセンスを持っている芸人であることも描かれていた。

2016年、若林の実父が亡くなってから2週間後、タニショーがまさかの急逝。スポーツ誌の見出しには、「谷勝太 急死」「新宿の路上で倒れ、嘔吐…意識不明」と書いてあり、ハンチング帽を被った宣材写真が確認できる。

制作陣のリスペクトが感じられるシーン

「タニショーの顛末をめぐり、モデルになったのは松浦亜弥さんのモノマネで大ブレイクした〝まえけん〟こと前田健さんであることが明らかになりました。まえけんさんは、作中と同じく2016年に新宿の路上で嘔吐して倒れ、44歳で天国へ。

振付師や俳優などマルチに活躍しており、若林さんの良き相談相手だった。もっとも、まえけんさんは深夜だろうと関係なく若林さんを呼び出していたそうですが…。それだけ気の置けない関係だったということでしょう」(芸能ライター)

まえけんさんを演じる藤井は、生前まえけんさんが憧れていた人物だ。

「タニショーが大好きだと言っていたトマトパスタや、若林が〝パスタ〟という単語が気恥ずかしくて言えないというパスタに関する話題も、まえけんさんが最後のツイートで新宿のトマトパスタを紹介していることからと推測できます。細部にまでリスペクトが伝わるセリフや演出に、多くのお笑いファンの涙を誘っています」(前出のライター)

昨年七回忌を迎えた前田さん。若林の成功を誰よりも喜んでいることだろう。

【あわせて読みたい】