奈緒　画／彩賀ゆう　 （C）まいじつ　

奈緒が主演を務める連続ドラマ『あなたがしてくれなくても』（フジテレビ系）の最終回が6月22日に放送され、吉野みち（奈緒）が元夫・陽一（永山瑛太）と関係を再構築するエンドを迎えた。

前回のエピソードで、新名誠（岩田剛典）から告白をされるも、みちは「私は誰にも頼らず一人で生きていきたいです」とキッパリ断っていた。

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最終回で描かれたのは、それから1年後。みちは誠の元妻・楓（田中みな実）に遭遇し、陽一が務める喫茶店へ連れていかれる。そこには偶然にも誠もおり、4人が一堂に会する。

すると、誠はみちに対し「俺はまだあなたのことが忘れられない」と気持ちを伝える一方で、みちの本当の気持ちに気づいているためか、陽一との再構築を後押し。「負け惜しみかもしれないけど幸せになって」と言ってその場を後にした。

その後、みちと2人きりになった陽一は「みち好きだよ」と告白。普段無口な陽一の精一杯の告白に、みちは「口が滑ったな」と笑い、そのままエンディングへ。みちと陽一が仲睦まじく買い物から帰り、路上でキスをするシーンで幕引きとなった。

何も解決していないまま終わり…

「ラストシーンが再婚後のことなのか不明なものの、みちが陽一とやり直す決心をしたことは確実。しかしこの夫婦には解決していないいくつもの問題があります。

特に深刻なのは子ども問題。みちが離婚を切り出した決定的な理由は、陽一が『子どもはいらない』とキッパリ言い切ったこと。そこが何も解決されていません。子どもが欲しいみちと欲しくない陽一、互いを好きだという気持ちだけでは一緒にいられないとわかり、離婚をしたはずなのですが…。そもそも陽一には、妻に対してだけEDという問題もあります」（週刊誌記者）

結局、子どもを諦めて、みちは陽一に合わせてしまったのだろうか。

「このドラマは、セックスレスを通して夫婦の形を見直すというのが本題。しかしこの結末では、レスも夫婦問題も解決されていない。みちが陽一にもう一度振り向いてほしくて離婚だなんだと騒いでいた、ヒステリック女性に見えてしまいます」（芸能ライター）

これまで、登場人物たちの葛藤が細かく描かれてきただけに、最後の最後で消化不良を起こす人が続出している。

「レス問題を描きながら、解決策を何も提示していないのは作り手の怠慢。これまでドラマに共感してきた視聴者を突き放すような終わり方です」（前出のライター）

しかし実はまだ原作コミックは完結しておらず、この結末はドラマオリジナル。ドラマで元サヤエンドを迎えたということは、原作では視聴者待望の〝不倫ハッピーエンド〟が見られるかも。