「オウム真理教」関連ワードが続々トレンド入り! 麻原彰晃の“愛人”も…

麻原彰晃

麻原彰晃こと松本智津夫 (C)まいじつ

7月25日夜、ロゴが「X」に変わった旧ツイッターにて、「オウム真理教」「地下鉄サリン事件」といった懐かしワードが複数トレンド入りした。

きっかけとなったのは、同日に放送された『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)だ。

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番組はこの日、オウム真理教が起こした地下鉄サリン事件について2時間SPで特集。動画配信サービス・Huluで配信され、昨年末には日本テレビ系で地上波放送されたドキュメンタリードラマ『THE 重大事件 Vol.2 土谷正実 サリンを造った男』の再編集を中心に、その経緯を紹介していった。

「土谷は2018年7月6日、東京拘置所にて麻原彰晃らとともに死刑が執行されました。彼は筑波大学大学院で化学の研究をしていたところ、友人に誘われたオウムのセミナーで、マンジュシュリー・ミトラこと村井秀夫と出会い、人生を狂わせます」(社会部記者)

村井は教団ナンバー2にまでなった人物で、サリン散布を決めた〝リムジン謀議〟や、サリン製造にも深く関わっていたとされる。しかし、サリン事件の後、教団本部を訪れたところ、多数のマスコミに囲まれる中、暴漢に襲われて殺害されている。

オウムにも存在する“宗教二世”

土谷は麻原から「君が現世で学んできた知識・技術をマンジュシュリーに貸してやってほしい」と頼まれ、村井の部下となり、大学院で学んだ知識で化学兵器を製造。ソマン、サリン、VXガスといった毒性の強い化学兵器を次々に製造していく。

「VXガスは被害者の会会長の男性にかけられ、男性は一命をとりとめたものの、有機リン中毒と診断とされてます。サリンは松本サリン事件や地下鉄サリン事件に使用され、死者13人、負傷者は約6000人にも及びました」(同・記者)

土谷からの視点ということで、サリンをはじめとした化学兵器の製造が、つぶさに描かれることになった今回の放送。だが、視点を変えると、また違った姿も見えてくるのがドキュメンタリーの醍醐味だ。

「サリン製造という重責を担ったため、オウムのドキュメンタリーでは土谷に焦点が当たることが多い。しかし、約17年も逃亡生活を続けた高橋克也受刑者や、麻原の愛人と呼ばれた女性たちの当時の苦悩なども調べてみると興味深いものがあります」(同)

死刑が執行され、一連のオウム事件はひととおり解決しているように見えるが、旧統一教会の問題で表面化した〝宗教二世〟はオウムにも存在する。まだまだ「オウムの影」は完全には消えていないようだ。

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