桜井ユキ『真夏のシンデレラ』“クズ女”役が話題 男を翻弄する演技は日本一?

森七菜 

森七菜 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ

ドラマ『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)に出演している俳優・桜井ユキの魔性っぷりが評価されている。

同ドラマは海辺で一緒に生まれ育った女友達3人組と、東京からやって来た男友達3人組の成長や恋模様を描いた王道ラブストーリー。

7月31日に放送された第4話では、大嵐の影響で夏海(森七菜)の働くサップスクール&食堂「Kohola」が大きな被害を受けてしまう。

そこで復旧作業を手伝ってくれたのが、友人の滝川愛梨(吉川愛)や小椋理沙(仁村紗和)、水島健人(間宮祥太朗)をはじめとする男友達3人組、そして夏海が密かに想いを寄せている幼馴染の牧野匠(神尾楓珠)だった。

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そんな匠には以前から好きな人がおり、その人物こそ桜井が演じる長谷川佳奈である。佳奈は匠と夏海の元担任かつ既婚者でありながら、第1話から匠の猛烈なアプローチを受け続けてきた。

そのたびに好意を突き放そうとしていたものの、第4話では佳奈の方から思わせぶりな態度を連発。「海なんか眺めて、失恋した人みたいでしょ?」「私と旦那、仲良さそうに見えたでしょ。本当はそうでもないんだよね」「牧野くんと喋れてよかった」などと、あたかも〝脈アリ感〟を醸し出していた。

『真犯人フラグ』でも怪演を見せ…

「脈がないと思っていた既婚女性から〝実は旦那と上手くいっていない〟と言われたら、誰でもチャンスだと思ってしまうでしょう。さらに物語中盤では、佳奈から匠に連絡をとり、『今からちょっと会えないかな?』と呼び出す一幕も。

〝自分に好意を抱く元教え子を翻弄するヤバい女〟と多くの視聴者に思わせた佳奈の魔性っぷりは、一周回って〝桜井ユキの演技が上手い〟という評価に繋がっていました」(ドラマライター)

桜井は、他のドラマでも物語を引っ掻き回す役どころが多かった。

2019年放送の『G線上のあなたと私』(TBS系)では、主人公たちが通うバイオリン教室の講師・久住眞於を熱演。いかにも男性にモテそうな〝放っておけないタイプ〟の女性で、中川大志演じる加瀬理人の気持ちを散々振り回していた。

21年に放送された『真犯人フラグ』(日本テレビ系)でも、西島秀俊演じる主人公・相良凌介を振り回す役柄を演じている。時に合鍵を使って勝手に相良家へ上がり込んだり、凌介の息子に包丁を突きつけて「お口チャックだよ~」と不敵な笑みを浮かべたりと、その〝怪演〟が話題をさらっていた。

今回も夏海の恋敵として、物語に波乱を呼ぶ役どころ…。佳奈役に抜擢されたのも、桜井のこれまでの演技力を買われてのことなのだろう。

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