『VIVANT』予算がもう尽きた? 急にショボくなったシーンの連続…テロ組織「テント」のシュールな光景が緊張感ブチ壊し

堺雅人 

堺雅人 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

制作費が1話1億円とも報じられている日曜劇場『VIVANT』(TBS系)。しかし9月3日放送の第8話で明らかにスケールダウン。ストーリーの進展もまるでなく、視聴者が拍子抜けしている。

「1話1億円説は週刊誌が報じたことですが、8月31日に開かれたTBSの10月期改編説明会で、同局の編成部企画総括・畠山渉氏が『制作費はお答えできません。ご想像で楽しんでいただけると…』とコメントしています。もしかしたら、それ以上の制作費なのかも」(芸能記者)

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ただ、第8話はあからさまに〝箸休め回〟であった。

ざっくりいうと、国際テロ組織「テント」に捕らえられた主人公の乃木(堺雅人)が、「テント」のリーダーのベキ(役所広司)と親子だと言い張っただけで1話が終わった。

「壮大なロケを敢行していて視覚的にも楽しかった『VIVANT』ですが、この回はほとんど屋内で、派手な動きはほとんどナシ。起こった事件といえば、配給のご飯の重さをチョロまかして、私腹を肥やしていた『テント』メンバーを発見したくらい。

公安がこの先どう動くのか、別班がどう動くのか、黒須(松坂桃李)の運命はどうなるのか、乃木が実の息子だと知ったベキはどうするのか、ノコル(二宮和也)はどうするのか、第7話終了時点での注目要素は描かれないまま、第8話が終わりました」(同・記者)

緊張感がなくなっていくテントとの戦い

SNSなどでも《予算尽きたんかくらい、いきなり安っぽくなった》《予算削減回だったな》《どんどんつまらなくなってるな。最終回見るに耐えないぞ多分》《誤送金編に比べて… 給食のご飯計りはじめて一気にスケールが小さくなった》といった動揺の声が広がっている。

「今のところ結局、初回のインパクトを超えることができず、ストーリーの規模まで小さくなっているように感じてしまう。

底知れない存在だった『テント』も、正体がわかると実は良いヤツだったパターンで、話し合いで解決できそうなくらいにお人好しだらけ。

収支をエクセルで細かく管理していて、ネコババしているメンバーも実はいる…なんて展開は、もはやシュールなギャグでしょう。

日本に攻撃をすることが『テント』の最終目的だとされていましたが、この分だとどう考えてもそんな展開になりそうにない。予算もなくなれば、緊張感もなくなってきましたね」(同)

最終回が盛大に盛り上がることを期待したい。

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