『芸能人格付けチェック』プロが公開処刑される放送事故…出演者が素人を大絶賛で気まずい空気に「複雑な心境だろうな」

浜田雅功 (C)まいじつ

10月3日に放送された『芸能人格付けチェック 秋の3時間スペシャル』(テレビ朝日系)で出題された問題をめぐり、よもや放送事故並みの気まずい空気がスタジオに流れた。

話題なのは第4問の「フラメンコ」。芸能人たちが、3人のフラメンコのパフォーマンスを見て、誰が世界的なプロダンサーか見極めるというもの。

比べるのは、世界的なプロダンサー、アマチュア大会優勝経験者、1週間前からフラメンコを始めたド素人の3人だ。

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「パフォーマンスは、仮面をつけた状態の3人が、それぞれA・B・Cとして同じ振り付けを踊り出すという形。Bは体型がふくよかだったため予想する人はいませんでしたが、回答者の予想は圧倒的にAのダンサーに集中しました。

フラメンコ経験者の梅沢富美男も『最後のポーズであれはAだったね。私が一緒に踊りたかったくらい』と絶賛し、ほかの芸能人たちも『ズバ抜けてた』『これぞフラメンコだよね』とAをプロだと判断したのです」(芸能ライター)

しかし、正解はC。Bは『3時のヒロイン』かなでであることが発表され、スタジオでは「えー!」と誰もが頭を抱える結果になった。

プロが素人に負けまくる『格付け』

結果的に、プロよりも素人の方がすごいと評価されたこの事実に、視聴者からは《放送事故だろこれ》《プロの人かわいそう…》《素人目線とはいえ、結局Aの方が大衆ウケがいいっていうことに変わりないし、プロとしては複雑な心境だろう》といった声があがっている。

「Aのプロダンサーである石川恵子さんは、早稲田大学のサークルでフラメンコに出会い、一年半のセビージャ留学を経験。元高校教員にして、現在はフラメンコ教室を開催している現役です。

第2子出産後の2019年に全日本フラメンココンクールで準優勝、2020年のトリノ国際舞踊コンクールにて優勝を果たした実力派で、彼女自身には全く非がないのですが…。芸能人たちの見る目がないばっかりに、ただ彼女が気まずい思いをする展開になりました」(同・ライター)

実は『格付け』では、このようにプロが公開処刑されることが多々ある。

「以前は、プロの映像監督と素人が作ったショートムービーの演出を見極めるコーナーなどもあり、そこでも素人が圧勝していたこともありました。

映像見極めクイズは、視聴者も参加できてよかったのですが、いつからかやらなくなってしまった。プロが損をするだけのクイズなので、出てくれる人がいなくなったのかもしれません」(同)

リスク覚悟で出演してくれたプロに拍手を送るべきだろう。

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