画／彩賀ゆう （C）まいじつ

10月9日より、新月9ドラマ『ONE DAY～聖夜のから騒ぎ～』（フジテレビ系）の放送が始まった。二宮和也、中谷美紀、大沢たかおによるトリプル主演ドラマだが、その評判は前クールの月9ドラマを下回るものだった。

クリスマスイブの出来事を、1クールかけて描く。銃殺事件の容疑をかけられた記憶喪失の男・勝呂寺誠司（二宮）、頑固な孤高のシェフ・立葵時生（大沢）、仕事熱心な報道キャスター・倉内桔梗（中谷）という接点のない3人の運命が交錯していく。

【関連】二宮和也の月9ドラマ『ONE DAY』初回から爆死！『真夏のシンデレラ』貯金が台無し…予算かけてもどうにもならず ほか

「若い男女8人の恋愛模様を描いた前クールのフジテレビ月9『真夏のシンデレラ』から打って変わり、『ONE DAY』はキャスト陣の平均年齢がグンと上がった。おまけに3人の物語を同時に展開していくため、人物関係がかなり複雑。中谷が自身のインスタグラムで言及している通り、クライムサスペンスとシチュエーションコメディとお仕事ドラマが同時進行しているような作品なのです」（ドラマライター）

「真夏のシンデレラの方が面白かった」

第1話は主演の3人がそれぞれ決意を固めるシーンで幕を閉じたが、その内容や3人の置かれている状況はすべてバラバラ。現時点で3つの物語がどのように交錯していくのか、検討がつかない。

3つの物語が入り乱れる「ONE DAY」に、一部視聴者からは《12/25が最終回？ だとしたら特番が無いとして全12回。この内容で持つ？ 見てて疲れる》《真夏のシンデレラの方が面白かった》《ウケたドラマと同じやり方をとにかくやるシリーズになったね》などの声が。恋愛ドラマへ振り切った「真夏のシンデレラ」のほうが良かったという声まで上がっていた。

「『真夏のシンデレラ』といえば、本編の内容やキャラクターの性格、季節性のないファッションなど、ツッコミどころが多すぎて、視聴者から〝この夏一番ヤバいドラマ〟と揶揄されていた作品。そんな〝『真夏のシンデレラ』以下〟と言われるほど、『ONE DAY』には幸先不安な評価が寄せられているのです。

現に『真夏のシンデレラ』は、初回放送前にインスタグラムのフォロワーが10万人を超えていたのにもかかわらず、『ONE DAY』のフォロワー数は10月11日時点で4万人ちょっとしかいません。この調子だと『TVer』や『FOD』でも視聴者を獲得することができず、この秋一番の爆死ドラマになる可能性があります」（同・ライター）

〝謎と愛と奇跡の物語〟と謳っているからには、ここから視聴者の評判を一気に覆す逆転劇を見せてほしい。