『キングオブコント』大声とキャラネタが多すぎてガッカリ… 男性ブランコ、かが屋に優勝のチャンスはない?

松本人志 

松本人志 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

10月21日に放送された『キングオブコント2023』(TBS系)が、期待ハズレのものだったと落胆の声が相次いでいる。

今回は『ゼンモンキー』『隣人』『ファイヤーサンダー』『カゲヤマ』『サルゴリラ』『ラブレターズ』『蛙亭』『ジグザグジギー』『や団』『ニッポンの社長』の10組がファイナルへと勝ち進み、43歳と44歳の苦労人コンビ『サルゴリラ』が見事優勝を果たしたのだが…。

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「全体を通して、下品で大声で叫ぶうるさいネタが多かったという声があがっています。トップバッターの『カゲヤマ』が裸芸と大声で高得点をたたき出して、その後も奇抜な設定とキャラで、とにかく声を張り上げるタイプのネタばかりでしたからね。

展開や台詞、間で笑わせるよりも、インパクトで笑わすネタばかりで、審査員もそちらを評価していました」(芸能記者)

実際、ファーストステージで3位となり、ファイナルステージに進んだ『ニッポンの社長』が、この日2本目のネタ披露で静かなネタをやった際に審査員たちは驚いたようだった。

「大声出せないとダメなんだっけ」

『ロバート』秋山竜次は「最初静かだったんで大丈夫かな? って思ったんですけど…」とコメントし、『バイきんぐ』小峠英二も「今日はパワー系のネタが多かったので、最初暗転から始まったので大丈夫かなって思ったんですけど…」と評価。

結局、『ニッポンの社長』はファイナルステージに進んだ3組の中で最低点をつけられていた。

「『キングオブコント』は昨年もキャラと大声で押す『ビスケットブラザーズ』が優勝。一昨年のチャンピオン『空気階段』も裸のSMネタで、2019年のチャンピオン『どぶろっく』は下ネタの歌。

ネット上では《大声大会なのかな?ってくらいギャーギャーうるさくて胃もたれしてきた》《カゲヤマ、ビスブラみたいなネタが KOCで優勝するネタなら、男性ブランコ、かが屋とかは一生優勝できないな》《なんかコントってこんなに熱くないと、大声出せないとダメなんだっけ。なんかみんな叫び過ぎてちょっとしんどくなってきた》《2本目のニッポンの社長みたいな静か系の面白ネタがもっと増えてほしい》といった不満の声があがっています」(同・記者)

傾向と対策ができてしまって、似たようなネタが多くなった『M-1グランプリ』のように、『キングオブコント』もどんどんバラエティー性が失われていくのだろうか。

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