『ジョンソン』BPO入りで打ち切りか! 超低視聴率で「終わらせる理由ができた」と関係者は大喜び?

かまいたち 

かまいたち  (C)まいじつ 

『かまいたち』『ニューヨーク』『見取り図』『モグライダー』がレギュラー出演するバラエティ番組『ジョンソン』(TBS系)が、BPO(放送倫理・番組向上機構)で、議論の対象になったことが同機構のHPで公開された。

問題となったのは、10月に放送された初回SPのワンシーン。芸人対抗運動会が行われ、『ジャングルポケット』の太田博久が、女性芸人『エルフ』はるの体重測定を行う場面があった。

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ここで太田は、衆人環視の台上ではるを抱きかかえ、互いの下腹部を当てながら激しく上下前後に突いて体重を測定。当時ネット上で、性的な行為を連想させるセクハラ芸だと物議を醸したが、BPOにも意見が寄せられる形となった。

この出来事に対し、ネット上には《セクハラするなって張り手でもすれば、お笑いとして成立してた》《セクハラとかの以前に、これを面白いと思ってる芸人がやばい》といった反応が噴出している。

規律や規制への反発からBPOを敬遠するネットユーザーですら、番組側や太田を擁護していない。この理由にあるのは、番組のコンセプトだ。

『リンカーン』の焼き直しですらない?

番組は『ダウンタウン』『雨上がり決死隊』らがレギュラー出演していたバラエティー『リンカーン』(同系)の後継番組としてスタート。しかし、開始からワンクールが経とうとしている今なお、視聴率が奮わない。

11月27日の放送は、ビデオリサーチ調べ、関東地区で世帯視聴率1.9%という惨状を叩き出し、お笑いファンから多くの嘲笑を買ったことが記憶に新しい。

この数字が示すように、ネット上には《表現規制には反対だがジョンソンつまらんから打ち切ればいいと思う》などと辛辣な意見ばかりが並ぶ。

今回のBPOの一件に対しても、《終わらせるチャンス》《打ち切り理由できて良かったな》など、打ち切りの大義名分ができたと皮肉る声が多く見られている。それだけお笑いファンの心を全く掴むことができていないのだ。

「斬新な企画や発想を放送に昇華できず、『リンカーン』の焼き直しというノスタルジーに浸った時点で、スタート時から不安視されていました。そもそも『リンカーン』自体、豪華レギュラー陣の割に微妙な内容だったと悪名高かった。吉本興業肝いりの番組でしたが、BPO入りにむしろ関係者は『これで打ち切る理由ができた!』と実は喜んでいるようですよ」(お笑いライター)

テレビ離れが進む原因は制作側の問題なのか、視聴者側の問題なのか…。

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