3時のヒロイン・福田麻貴『婚活1000本ノック』初回3.6%!「爆死」とは言い切れないドラマ視聴習慣の変化

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『3時のヒロイン』福田麻貴の初主演ドラマ『婚活1000本ノック』(フジテレビ系)初回が1月17日に放送されたが、散々な視聴率を叩き出してしまった。

ドラマは、売れない小説家・南綾子(福田)が〝恋愛あるある〟に立ち向かいながら、婚活に奮闘するエンターテインメントドラマ。綾子は年下イケメンの山田(八木勇征)といい感じの雰囲気になるのだが、ある日ぱったりと連絡が途絶えてしまう。

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山田のことを〝2023年のクソ男・オブ・ザ・イヤー〟に認定したのも束の間、彼は幽霊になって綾子の前に出現。成仏するためには生前に綾子と交わした「温泉に連れていく」という約束を果たす必要があり、二人三脚で婚活への第一歩を踏み出した。

「突飛な設定はあるものの、ドラマはテンポよく進み、福田の演技も違和感がありませんでした。しかし、初回の平均世帯視聴率3.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)に終わっています」(ドラマライター)

「婚活1000本ノック」が放送されているフジ水曜10時枠は、このところヒット作が生まれていない。裏番組として『水曜日のダウンタウン』(TBS系)や、日本テレビでもドラマが放送されていることも大きいだろう。

“ドラマ枠”という概念が無くなりつつある?

「同枠はこれまでに消滅と復活を繰り返してきた。現在は第4期として2022年に復活。第4期の最初は間宮祥太朗の『ナンバMG5』が放送された。数字は低かったものの内容は好評で、ドラマファンの心を掴みました。

しかしその後は内容的に苦戦。『婚活1000本ノック』の前は向井理の『パリピ孔明』が放送され、最終回の視聴率は4.4%。さらに最終回の放送が11月29日で、『婚活1000本ノック』の初回まで1カ月以上も期間が空いてしまいました。

日本テレビの水曜10時ドラマ『となりのナースエイド』は1月10日に初回放送を迎え、初回は8.6%でしたが、第2話で8.8%に上げています。一般的に第2話の視聴率が上がることは珍しく、『婚活1000本ノック』は『となりのナースエイド』に視聴者を奪われたようです」(同・ライター)

福田は気持ちを落としていそうだが、明るいニュースもある。

「『婚活1000本ノック』第1話の見逃し配信(TVerとFOD)が、放送2日間で110万再生を突破。フジ10ドラマの見逃し配信が、2日間で100万再生を超えたのは初めてのことだといいます。そもそも福田はお笑い第7世代として、若年層からの支持を集めてきた。その支持層がリアルタイムではなく、見逃し配信で作品を見たようです。

世帯平均視聴率は大事な数字ですが、昨今のテレビ業界はコア視聴率や見逃し配信の数字も重視している。フジ水10枠として、視聴者へのアプローチを変えたのかもしれません」(同)

フジ水10枠は、4月から山下智久主演のドラマ『ブルーモーメント』が放送される。山下にとって『コード・ブルー』以来7年ぶりとなるフジドラマ主演作だけに、注目度は高い。

福田はいい形でバトンを渡すことはできるのだろうか。

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