“伝説の打ち切り漫画”作者がジャンプに帰還!「おかえり僕らのジーニアス」と大歓迎ムード

“伝説の打ち切り漫画”作者がジャンプに帰還!「おかえり僕らのジーニアス」と大歓迎ムード

“伝説の打ち切り漫画”作者がジャンプに帰還!「おかえり僕らのジーニアス」と大歓迎ムード (C)PIXTA

2月21日発売予定の『週刊少年ジャンプ』12号から、神海英雄による新連載『地球の子』がスタートすることが明らかに。ネット上で、もはや伝説となっている『LIGHT WING』の作者が帰還するということで、ジャンプ読者たちは大きな盛り上がりを見せている。

神海のキャリアを振り返ってみると、まずは何本かの読切を経て、2010年に初連載となるサッカー漫画「LIGHT WING」をスタート。しかし同作は、わずが21話で打ち切りという結果になってしまった。

続いて、吹奏楽をテーマにした『SOUL CATCHER(S)』が2013年に連載開始。こちらは「ジャンプ」本誌での掲載は1年ほどで終了したものの、「少年ジャンプNEXT!!」「少年ジャンプ+」に移籍し、全89話をもって堂々の完結を迎えている。

それから『最強ジャンプ』での連載などを経て、数年ぶりに「ジャンプ」本誌への帰還が実現。神海の新たな挑戦に、ネット上は《おかえり神海っちゃん》《王の帰還》《伝説が帰ってきたな》《おかえり僕らのジーニアス》《神海っちゃんが戻ってくるのは嬉しいですな! 前作? 刹那で忘れちゃった》とお祭り状態になっている。

今度こそ“いい意味で”人気作品になれるか

神海は一部のネットユーザーからネタ扱いを受けているが、それは「LIGHT WING」が大きな理由。セリフ回しがかなり独特だったことが有名で、「刹那で忘れちゃった まぁいいかこんな試合」「おいあんた!! ふざけたこと言ってんじゃ…」「やめろ真っちゃん!!!」というくだりは今でも語り継がれている。

また登場人物の「閃光(LIGHTNING) 」「沈まぬ太陽(アンブロークン)」などの厨二感あふれる異名や、新キャラが次々に現れ、ダイジェストのように終わっていく最終回は、ある意味で伝説。ジャンプ読者の間では、《あの辺のサッカー打ち切り漫画の中じゃ頭ひとつ抜けて面白かった》とも言われており、注目度が高いのも当然だろう。

ちなみにその後連載した「SOUL CATCHER(S)」では、漫画で描くのが難しいとされる音楽というテーマを見事に表現。本誌での掲載は途中で終了となったが、活躍の場を移して多くのファンを獲得。大ヒットとは言えないまでも、前作と比較すれば売り上げ的にも大健闘した作品だ。

作品を重ねるごとに、大きな成長を見せてきた神海の新作「地球の子」。「ジャンプ」を代表するヒット作になるのか、それともふたたびネットミームの元ネタとして伝説になるのか…。連載開始を楽しみに待とう。

文=「まいじつエンタ」編集部

【画像】

Benzoix / PIXTA